「王様のブランチ/買い物の達人」レポ&感想

「王様のブランチ/買い物の達人」レポ&感想

「王様のブランチ」内の「買い物の達人」というコーナーに
田辺誠一さんが出演。
25分間、最初から最後まで笑いっぱなしでした。

10万円でお買い物をしてもらう、
その中でNGワードを言うとマイナス5000円、というルールなんですが、
いやいや最初っから面白い。
このコーナーの案内人・鈴木あきえさんと待ち合わせてるあいだ
目の前のパンダの絵をスケッチしてたのかと思ったら、
実はその絵の上に貼ってある小さなQRコードを書いていた、という、
そこからもう大笑。

 

最初のお店はアートスポーツ。田辺さんのお目当てはキャンプ用品。
鈴木さんから「(キャンプの時の)得意料理は?」と訊かれ、
「・・ん?・・・・ん?」と二度訊きした後、
「・・ソーセージ・・焼くのが得意・・」と弱々しく答え、
「こう・・切れ目を入れて・・」と遠慮がちに説明し始めるのですが、
「腸詰をやるとかじゃなくて?買ってきたのを?」と突っ込まれ、
テンションダダ下がり↓の田辺さん。
  ・このあたりから、案内役の鈴木さんとの呼吸が合って来て、
  二人で漫才やってるような雰囲気に。w

舞台前の体力つくりのためマラソンをやっているので、
携帯用のボトルが欲しいそうで。
「おっきくなくていいもんなぁ、そんな走んないですよ、全然走んないです」
「いやいやマラソンやってる、って(さっき言ってた)・・」と、
話が違うだろ感を露わにする鈴木さん。
「ほんの・・20分ぐらい・・」
「え・・短い・・ですよね」予想以上に短い時間に驚く鈴木さん。
その一言に、田辺さんのテンションMax↓↓
田辺さんのあまりの落胆ぶりに「ごめんなさい」と謝る鈴木さん。
「勝手にイメージでアスリートクラスの体力つくりだと思っていたんで・・
実は20分と」
「・・長くて20分」と微妙に訂正する田辺さん。
堪え切れず爆笑する鈴木さん。

たとえ20分以下のマラソンでもサングラスは必要、と豪語する田辺さん。
大ファンだというイチローさんのサングラスを試してみることに。
  ・サングラスかけた姿はちょっと8.6秒バズーカの右の人みたい。
  でも、田辺さんのこういうかっこよさって久しぶりに観た気がします。
「ちょっと機能性を試してみても・・?」
イチローが軽くキャッチボールしてる雰囲気を真似る田辺さん。
「完璧に仕上がってました」と拍手する鈴木さんとお店の若水さん。

 

田辺誠一のマル秘エピソードを直撃!
1969年生まれ/
「子どもの頃は活発でした。ゲームを考えてみんなでやったりとか。
ドラキュラゲーム・・ニンニク何回使っていいとか、
ごっこの変わった版みたいな」
「ああ・・バリアとしてニンニクを使えるとかですか・・楽しかったですか?」
あんまり楽しそうじゃないと思えたのか、念を押す鈴木さん。
「(急に不安になる田辺さん)楽しそうじゃない・・ですか?
た・・楽しかったんです。身体動かすのが好きでした」

1987年メンズノンノでデビュー/
当時、ブランチMCの谷原章介さんと一緒に仕事していて、
よく電車で一緒に帰っていた。
「(谷原さんは)美術をやってて、あまり美術をやってる人が少なかったので
なんかかっこいいな」と思っていたとか。
「谷原さんに何か言いたいことは・・」と鈴木さんに振られ、
「特には・・最近ブランチで会ったし・・」
「特にはないということで、プライベートでお話ししてください。はい」
話が膨らまないと思ったのか、ドライに締める鈴木さん。
  ・ワイプの谷原さんが、「え、何もないの!?」って顔してたのが
  おかしかった。

1992年俳優デビュー/
鈴木さんの「なぜ俳優になったんですか?」の問いに、
「18でモデルを始めて、4〜5年は好きなことしようと。
そのあいだに絵を描いたり映画を作ったりしてて、
そういうことをやりたいなと思ってたんですが・・
なんか・・俳優になりましたね」
鈴木さんカクッとなりながら「え?大事なところがごっそり抜けてた感じが・・」
「なんでしょう・・ただ今思うとなんか流れがあるんだろうなと・・
その時何か興味を持って声をかけていただいたのか・・」
「時の流れに身を任せていたらおのずと俳優の世界へ導かれていった
ということでしょうか」(と何とかまとめようとする鈴木さん)
「・・なんとなくでしょうかね、はい・・」

話は「かっこいい犬。」へ。
「かっこいい犬。というキャラクターはどういう切っ掛けで生まれたんですか」
「公園を散歩してたらかっこいい犬がいたんですよ。
(鈴木さんが持つもっちーの絵を指して)そいつがいたんですよ。
その絵を描きまして、
犬種が分からなかったので、詳しい方教えてくれると嬉しいです、と書いたら
ツイッター上がザワザワしてしまいまして」
「結局犬種は分かったんですか」 「わかんないですね」

『恋するヴァンパイア』の映画紹介にからめて。
「妻と夫婦役で共演してるんですよ」
「え〜っ、奥様と共演されるというのはどんな気分ですか」
「いつも通り・・気負うことなく自然に出来ました」
  ・最近の田辺さん、本当に自然に奥様(大塚寧々さん)の話をしますよね。
  あまりにもラブラブ感が自然なので、
  興味本位にゴシップネタにされにくいところまで来ちゃった感じがします。

実生活でも仲のよさそうなご夫婦ですが、
実は田辺さん奥様のあるクセに困っているんだそうで・・
「スーパーマーケットに買い物に行くと
買い物かごに財布を入れるんですよ。かごから離れると危ない。
でレジ行くじゃないですか。
お店の人が買い物したものを出して財布も渡してくれるんですよ。
で紙袋に一緒に入れるじゃないですか、帰ってしばらくしたら財布がない」
「え?」
「冷蔵庫に入ってるんですよ」
「え〜っ!?」と驚く鈴木さん。
「財布が冷やされてますね、キンキンに」
  ・田辺さんも相当天然ですが、寧々さんのそれを上回る天然ぶりに皆笑

 

アトレ秋葉原1/override
ベレー棒をかぶり、渡部陽一さんの真似。ウケる鈴木さん。
田辺さんいわく、渡部さんと藤子F不二雄さんと手塚治虫さんが
ベレー帽の三大巨匠なんだとか。
「子どもの頃1時間かけて藤子スタジオに行ってどらえもん描いて貰った」

 

世界堂
パルコの「かっこいい犬。」個展の告知。
生まれて初めて(個展用に)キャンバスに絵を描くのでその材料を買いに。
「絵を描く時は一人の世界に入って没頭されるんですか」
「一人で長時間描いてますね」
「どういうところで描いてるんですか」
「よくぞ聞いてくれました!(力が入る)リビングの端っこで描いてるんですよ」
「え〜、アトリエとかではないんですね」
「そのスペースが家になくて、リビングの端っこに画材を置いて、
イーゼル置いて、台所から椅子を持って来てこう・・
ほんとこんなとこで描いてる・・ほんとこんな・・こんな感じで・・」と、
どんどん商品棚の隅っこに行って絵を描く様子を再現する田辺さん。
「谷原くんちに部屋余ってないかなぁ・・もし・・ねっ・・家賃は払います」
「大家・谷原として・・」と鈴木さんも後押し。
ワイプ内で親指と人差し指でわっかを作る谷原さん。

さらに大きな絵を描く時の必需品ジャンプスーツが欲しいと言う田辺さん。
緑のジャンプスーツを試着、さっき購入したベレー帽をかぶると、
「はいはいかっこいいですよ。ちょっとくるっと回ってもらっていいですか。
あ、360度画家!」
鈴木さんの太鼓判をイマイチ信用してないのか、店員の稲田さんに
「画家・・画家っぽいですか?」
「ステキです」と言われてようやく安心した様子の田辺さん、
つなぎを脱ぎ始めるのですが・・
「なかなかロケで生着替えってのも・・」と鈴木さんが笑っているうちに、
右足が脱ぎきれなくて、おっとっと・・と画面の奥に消える田辺さん、
追う鈴木さん「田辺さんあぶないあぶない」笑

ボーナスチャンス/何の動物か当ててもらいましょう!
写真を見て描いた絵が何の動物か
店員の稲田さんに当ててもらうのですが、
この店員さんなかなか審美眼があって、なんと1枚目のサイを的中、
「なぜサイだと思ったんですか?」という鈴木さんの質問に、
「普通ではないだろうなと思ったんで・・」というミラクルな答え。笑笑。

2枚目はカンガルーと推測するも、実はコアラ。
答えを聞いて、「あ、横から・・見えました」と納得する稲田さんに
「見えました〜ぁ!?見えますぅ〜!?」と突っ込む鈴木さん。
「さすがです、有袋類ですから、カンガルーもコアラも」
と納得顔の田辺さん。

 

次は、雑貨を求めて東急ハンズ渋谷店へ。
田辺家の愛犬もちちゃんのため、ペットファーストへ。
「最近、もちちゃんのここが可愛かったぞっていうことあります?」
という問いに、
「後ろ足で耳をかくんですよ。
その時に家族みんなで声を合わせてカイカイカイカイって・・」皆笑笑。

「あとNGワード発表のみでございますから・・」
と鈴木さんが説明してるうちに、かっこいい犬グッズ売り場にたどりつき・・
(田辺さんの等身大パネルを見て)「あっあれっ?もうひとり田辺さんがいた」
「今もっちーの文房具がいっぱい出てるんで・・はい・・」
「しかも文房具だけに留まってないみたいじゃないですか。
こちら・・「かっこいい犬。パーフェクトブック」も出てるんですね」
本の説明のナレーションが入る中、そこになんと もっちー本人(本犬)登場。
もっちー」声を出すもっちーに「しゃべってる!」と驚く鈴木さん。
「しゃべれる・・もちよ」
「そうですかぁ、語尾には もち ってのをつけるんですか?」
「えっ?」 鈴木さん爆笑「ゆるキャラの二度聞きって聞いたことない」
すかさず田辺さんがフォロー「聞こえにくいんでしょうね・・いつもと違って・・」
  ・え、いつもと違うって、どういうこと・・w

もっちー、鈴木さんに特技を訊かれ、
「もちろんあるもちよ、やるもちか」とやる気出すも、
「どっ・・どこでやればいいの?」
と思わず中の人の素が出てしまって、周囲爆笑。
「こ・・ここで大丈夫ですから ではお願いします」
「うーーん、肉球ぼぼぼぼーん!」
「・・は・・はい以上ですか?」
「以上です、キャップ!」と鈴木さんに敬礼するもっちー
  ・やっぱりよくわからんキャラです。w

今回田辺さんが選んだNGワードは「あの」。
結局10回使っていたということで、50000円没収、
49000円分の商品をお持ち帰り、ということになりました。
「今のお気持ちをスケッチで表していただけたら」と頼まれた田辺さん、
書いたのは、「うれし―」と言って万歳してるもっちー でした。

 

全体の感想。
まず何が良かったかって、案内人の鈴木あきえさんのツッコミのうまさ。
田辺さんの仕掛けた笑いのツボにしっかり入って
安定したツッコミを入れてくれてたので、
観ている側としても、すごく安心して、心置きなく笑うことが出来ました。
へたなお笑い番組観てるより笑ったんじゃないでしょうか。

それと、
最近の田辺さんを観ていると、本当に自由だなぁ!(感嘆符)と思う。
もともと「田辺誠一」というネームバリューとしての縛りを
あまり感じない人だったけれど、
普通、40代後半ともなれば、ある程度イメージが固まって来たり、
それなりの落ち着きが出てくるはずなのに、
逆に、このところますます「何をやってもOK」な雰囲気が出て来て、
うっとうしくなくて、ゆるやかで、軽やかで、しなやかで、
ボーダーレスの世界にうまく身を置いていて、
何だかすごく面白いなぁ、と思う。

さて、田辺誠一は次に何を見せてくれるのか・・
楽しみに見続けて行きたいと思います。
  (実を言うと、
  田辺さんが作り出す作品そのものにはあまり興味がなくて、
  それによって世の中がザワザワするのを見てる方が 私には興味深い)
でも、ま、本音を言えば、
そろそろ俳優の方に戻って来てくれると嬉しいのですが・・w

・・あ!ひとつ気になることが!
田辺さん、今(たとえ20分弱でもw)本当に走ってるんでしょうか。
ということは、1年後ぐらいにまた・・(ワクワク)

 

「王様のブランチ」     
放送日時:2015年4月4日(日)10:00〜(TBS系)