『ネオ・ウルトラQ』(第8話)感想

ネオ・ウルトラQ(第8話/思い出は惑星(ほし)を越えて )感想

そういえば、「ロマン」という言葉をしばらく忘れていたなぁ、
と、このドラマを観てふと思いました。
「思い出は惑星(ほし)を越えて 」というタイトルからして、
何だか少し甘酸っぱい、センチメンタルな感じがして、
それがまたちょっと心地良かったりもして。


設定自体が すんなりと私の中に入ってきたこともあるし、
染谷将太くんや渋川清彦さんが、私の好きな俳優さんだった、
ということもあるけれど、
限られた時間の中で、これだけの話を無理なく伝える、
そのアプローチの仕方みたいなものが、とても魅力的に思えました。
異星人をどう表現するか、どんなふうに動かすか、
きっと石井監督はあれこれ楽しみつつ考えたんだんだろうなぁ、とか。


そのあたりの見せ方は、ある意味非常に「今風」なんだけど、
設定が古風なので、ちゃんとウルトラQの色味に収まっているように、
私には感じられました。


染谷くんと山下リオさんの空気感が素晴らしかったし、
正平(尾上寛之)が今回もいいポジションで使われていました。
渋川さんも良かったなぁ、一途過ぎて器用に立ち回れない感じが・・
そして私は、屋島教授(島田雅彦)に続き、
丹下准教授(辰巳蒼生)も好きになりつつあるのであった・・w


監督:石井岳龍 脚本:いながききよたか
出演:田辺誠一南風原仁) 高梨臨(渡良瀬絵美子) 尾上寛之(白山正平)
/辰巳蒼生(丹下准教授)
染谷将太(浩一)  山下リオ(敬子)  渋川清彦(ハタ・ギ・ノール)  他

『ネオウルトラQ』公式サイト