A‐Studio(talk)

2009・10・23放送(TBS系)
★このトークは、あくまで、翔と夢の主観・私見によるものです。 

夢:ほんとに楽しかったなぁ・・
翔:楽しかったねぇ・・
夢:こういう田辺さんを、もっともっと観たい、と思うよね。
翔:でも、なかなかこういう番組に出ることがないので・・
夢:あたしたちは、結構長いこと田辺さんを観て来て、面白い人だ、っていう刷り込みが出来てるけど、この頃はまだ、そういうふうに観る人が少なかったから、これ観てびっくりした人も多かったんじゃないかと思う。
翔:そうだね・・今は周知の事実になってしまったけどね。(笑)
夢:周知の事実!・・確かに!(笑)
翔:『はなまるマーケット』あたりでも、相当面白いところを見せてくれていたけど、どこか遠慮がちだったのかなぁ、という気もする、この番組を観てしまった後では。
夢:さわやかな朝の番組だから、という、田辺さんの自主規制が働いてた?(笑)
翔:そうかもしれない。 でも、『はなまる』も、何回か出演を重ねるうちに、ジワジワと本性を あらわして来た気がするけど・・(笑)
夢:本性かぁ・・(笑) そうだね、確かに、一番最近の『はなまる~しみチョココーン編』(Talk8)あたりでは、田辺さんらしい面白さが かなり出てたよね。
翔:『ハッピーフライト』のプロモーションで出演した、というのも大きかったかな。 コメディ風な作品だったので、何度か出演して気心の知れている『はなまる』なら、自分の面白いところを出してしまってもいいか、と思ったのかもしれない。 まもなく『少年メリケンサック』が公開される、という時期でもあったし。
夢:あっTELYAかぁ!あれはほんとに衝撃的だったなぁ!いろんな意味で。(笑)
翔:(笑)・・で、そういうコメディタッチの映画の流れから、『神の雫』の遠峰一青というとんでもない役を経て、「なんだこいつは!」「案外面白いじゃないか!」「ヘンな奴だな!」みたいな、今までとちょっと違った見方を、割と多くの人からされるようになって、自分の面白い部分を『はなまる』以上にさらけ出しても大丈夫な下地が出来た・・そういう 絶妙なタイミングで、この番組(A-Studio)に出たわけで。
夢:絶妙・・かぁ、なるほど。
翔:一応、『小公女セイラ』のプロモーションの意味合いもあったわけだけど、このドラマがまた、シリアスじゃない、おとぎ話めいた世界観だったし、田辺さんの役自体も、亜蘭由紀夫なんていう名前のフランス語教師で、掴みどころのないフワ~ンとした役だったから、ここでどんな自分を見せても、ドラマの迷惑にはならないだろう、と。
夢:しかも、相手が鶴瓶さんだしね。
翔:そうそう。 相手が鶴瓶さんだった、というのが、本当に大きかった。 自分の中の面白い部分を表に出したい田辺さんと、それを察して、うまい具合に引き出してくれた鶴瓶さんのかけあいが、本当に面白くて、さっき夢も言ってたけど、この番組を観て 田辺さんの印象が変わった、という人は、かなり多かったんじゃないか、と思う。
夢:うん。
翔:観る側だけじゃなくて、田辺さん自身もね・・
夢:・・・ん?
翔:トーク番組での「自分の出し方」を、この番組あたりまででちゃんと掴んだ感じがする。 今年(2011年)の初めに、『ジーン・ワルツ』のプロモーションで いろんなバラエティに出たけれど、どれも、以前とは格段に面白さが増していたから。 
夢:『笑っていいとも!』、『グータンヌーボ』、『チンさむロード』・・・確かにそうだね。
翔:まぁそれも、「Twitter」という新たなツールを得て、自在に面白い自分を出せるようになって、しかも、反応がどんどん広がって行った、というのも大きかった気がするけど。 考えてみたら、ちょうどこの『A-Studio』の頃に始めたんだなぁ、と考えたら、なかなか感慨深いものがあったので。
夢:う~ん、そうか。
翔:「新たな面白さ」じゃなくて、「本当の面白さ」を、出して行けるようになったんだと思う。 清川吾郎(@ジーン・ワルツ)みたいなシリアスな役をやっている時のプロモーション出演だとしても、面白い番組に出たら面白い自分を出していいんだ、という、いい意味での踏ん切りがついたんじゃないか・・・そのきっかけが、この番組だったんじゃないか、という気もするので。
夢:うんうん。
翔:それって、つまり、たとえどんなに面白い自分をさらけ出しても、いざドラマや映画の役に入ったら、その役に染まって、観る者を惹きつけ魅了する、それだけの自信と自負が育ったから、と受け取ってもいいのかなぁ、と。
夢:それは「Twitter」も含めて、と考えていいの? 田辺さんがツイッターを始めた頃、シリアスな役の時には くだけたツイートをして欲しくない、って言ってた翔の中で、折り合いがついた、ということ?
翔:「うん」・・と言うと、なんだか負けを認めるみたいでイヤだけど・・(苦笑)
でも、ツイッターやバラエティで面白おかしくやってる人が、ひとたび役に入り込んだら、観る者をドラマの世界観に否応なく引きずり込んでしまう・・どうせなら そのぐらいになって欲しい、と、こちらとしてもそんなふうに受け取り方が変わって来たからね、ちょっと挑発してみました。(笑)
夢:挑発かぁ!そうでなくっちゃ! 簡単に田辺さんに屈する翔じゃいけないよ、やっぱり。(笑)
翔:いや・・屈してるんだけどね、もうほぼ全面的に。(苦笑)
夢:え・・・・そうなの?
翔:このところの田辺さん、バラエティとかツイッターでの「おもしろ不思議キャラ」が かなり浸透して来て、そういうところから新たにファンになる人も かなりの数 出て来ているからね。 最近の田辺さんを取り巻く状況を見ていると、かえって、普段の時は役をすっぱりと切り離して、役に縛られないで自由にしていることが、次にどんな役が来ても柔軟に対応出来ることにも繋がるのかなぁ、という気もするから。 
夢:・・・・・・・・
翔:その素地みたいなものを作ってくれたきっかけのひとつが、この番組だったような気がする。本人の素顔を掘り起こす、みたいな・・・
夢:30分かけると沁(し)みてくるよね、田辺さんの本当の面白さが。(笑)
翔:そうそう!(笑)
夢:無理と知りつつ、再度出演希望しとこう!
翔:・・・ということで、まるっきりトークの内容に言及してなくてすみません。(笑)
夢:そのあたりは、初見の感想をお読み下さい、ってことで。(笑)