『ヤマトナデシコ七変化』(第2話)感想

ヤマトナデシコ七変化』(第2話)感想
今回も面白かったですね。
何より、スナコ(大政絢)が手ごわいのがいい。
で、主人公・恭平(亀梨和也)にあんまりパワーがないのもいい。
恭平がキスしても、思いっきり罵倒しても、もとに戻らない、って、
スナコ、どこまで頑固なんだか。
さらに、「KAT-TUN亀梨和也」が、王子様じゃない、ってのもね〜、
面白いハズシ方なんじゃないか、と。


ここまで来ても、まだ、
男たち4人(亀梨・手越祐也内博貴宮尾俊太郎)の、
それぞれの「芯」は見えて来ない。
バックボーンが描かれていないので、どうにももどかしい感じがします。
特に、恭平に関しては、もっと、彼が持つコンプレックスの部分を
きっちりと見せてくれないと、感情移入しづらい。

どこに行っても、女の子にキャーキャー言われる、
そのことで、親にまでうっとうしがられる、
その部分を、恭平の回想シーン(しかも言葉だけ)で片付けてしまうのは、
ちょっと安易過ぎるんじゃないか、と。

でも、そのあたり、あえてそうしてるのかなぁ、
これから徐々に、そういう部分を描こうとしてるのかなぁ、
という気もするので、今後の展開に期待。


恭平を演じている亀梨和也くん。
「思いっきり」が良くなって来ましたね〜。
観ている側を不安な気持ちにさせなくなったのは、かなりの前進。
みんなでいる時は はっちゃけて、ひとりになると陰影がつく、
そのメリハリがだんだんはっきりして来たので、
少なくとも、高野恭平という人間の外観の部分では、
かなり面白いものが出来上がって来たんじゃないか、と思います。

亀梨くんって、もともと、
明るく演じていてもスコーンと抜けて行かない、
(いん)の部分を秘めてる人のような気がします。
俳優として、自分の中で(まだ)解放出来ていない部分が、
この恭平という役では、いい具合に作用するのではないか、と。
―――これは、私の希望的観測(または妄想)を含めてw。


最後に、加藤清史郎くん。なかなかすごい俳優さんだね〜。