『ヤマトナデシコ七変化』(第8話)感想

ヤマトナデシコ七変化』(第8話)感想
う〜ん、今回は重かったですね。
いかにも少女マンガな 軽くて甘いテイストの このドラマに、
こんなに深い家族の葛藤が入り込んで来るとは思っていなかったので、
ちょっと驚きましたが、
でも決して、納得出来ないわけでも、受け入れられないわけでもなくて。


いや、むしろ・・
「人は、人と、どうやって繋がって行ったらいいのか」という大きな命題を
「少女マンガな軽甘テイスト」で味付けした中に、
しっかりと沁み込ませたドラマ、と言ったほうがいいのかもしれないなぁ、
と、今回観ていて、そんなことを思いました。


母親(麻生祐未)が恭平(亀梨和也)を拒絶する理由、というのが、
あまりにも現実離れしている、と言えないこともないんですが、
(綺麗でかっこいい恭平目当てに毎日女の子が多勢押しかける)
でも、その理由自体はたいした問題じゃなくて、
子供を受け入れられない母親と、母親に受け入れてもらえない子供が、
どうやって自分の心に折り合いをつけ、
どうやって「お互いを愛し直す道筋」を見つけて行くか・・
というのが、大きなテーマなんじゃないか、と。


そのあたりを、脚本が、あと2話でどうやってまとめるのか、というのは、
私にとって、かなり興味を惹かれるところだし、
麻生さんと亀梨くんがどう演じてくれるか、というのも、
かなり難しい(ひょっとしたら今回よりもさらに)と思われるので、
しっかりと観届けたいところです。


恭平に関しては、かなり重苦しい展開ではあったんですが、
全体としては、ちゃんとヤマナデらしい楽しさもあって、
蘭丸(宮尾俊太郎)と婚約者(浅見れいな)を巡って
みんながワイワイ賑やかにやってるところなど、
ただ重いだけじゃない、ただ軽いだけじゃない、というバランスが
良かったように思います。


・・・中途半端な感想ですみません。
亀梨くんの演技を観て私が感じたことについては、
今回は、あえて触れませんでした。
「よかった」とか「泣けた」とか簡単な語句を並べるだけじゃ足りない、
だけど、じゃあ、どう言葉にすればいいのか・・
前回感じたことについても、自分の中でまだ結論を出せていないし・・
そのあたりについては、ひょっとすると、最終回まで観てから、
ということになってしまうかもしれません。
ご了承下さい。
(どっちにしろ、私の妄想の産物なので、
あんまり まともじゃないです〜・・苦笑)