名探偵コナン『工藤新一への挑戦状』感想

名探偵コナン」10周年SPドラマ工藤新一への挑戦状』感想
うーーん、
実写化って、マンガよりもアニメからの方が難しいんでしょうか。
何だか、アニメを意識し過ぎていたように思いました。


新一役に小栗旬くん、と聞いて、面白そう、と思ったんだけど、
彼はもう、身体も演技も、すでに「工藤新一」の器じゃない気がしました。
と言うより、周囲の俳優さんたち(特に大人)が
支えきれないんですよね、彼を。

毛利小五郎陣内孝則さん)にしても、
目暮警部(西村雅彦さん)にしても、
すごくマンガチックにキャラを作ってしまってるので、
探偵役として ある程度リアルにならなくちゃいけない新一とのバランスが
とても悪くなってしまったような気がします。
(これは、俳優さんじゃなく演出の問題なんだと思う)

笑わせキャラにしたかったんだろうけど、
目暮警部 観て笑えなかったもんなぁ、私。
何であそこまで、と、失笑するしかなかったですよ。
いや、西村さんは好きなんだけどさ。(笑)


これ、かえって「2時間サスペンス」みたいな作りにしたら
どうだったんだろう。
謎解きの部分はけっこう面白かったんだから。
だとしたら、新一を小栗くんがやっても、ぜんぜん問題なかった気がする。
で、もしそういう作りにするなら、
目暮警部は大地康雄さんあたりがよろしいのではないか、と。(笑)