『アンフェア』SP感想
連続ドラマ後半から観始め、すっかり嵌まってしまったのですが、
視聴率も良く、コアな人気もあったようで、今回は、そのスペシャル版。
全体のトーンは、SPでも崩れていなくて、なかなか見応えがありました。
うーん、でもまぁ、本編ほどの超級の面白さはなかったかな。
途中から犯人が読めてしまったし、
本編の犯人と比べると、数段、訴求力が弱い感じ否めなかったし。
その辺は、２時間半じゃ仕方ないか、という気もしますが。
映画（すでに映画化が決まっている）への橋渡しのための内容のような
気がしたのも、100％完璧に嵌まれなかった原因になっているかも。
それにしても、あいかわらず登場人物は皆、キャラが立ってますね。
篠原涼子さんを始め、加藤雅也さん、志賀廣太郎さん、阿部サダヲさん、
寺島進さん、濱田マリさん、香川照之さん‥‥
今回、江口洋介さん（いつもよりシャープな感じで素敵）が加わって、
さらに強力な布陣に。
本編の時は、すべての登場人物が容疑者、みたいなところがあったので、
視聴者がどの役にも興味を惹かれるように（犯人が絞れないように）
それぞれ非常に個性的な俳優さんがあてがわれていて、
結果として、それが、今回、２時間半SPという時間の制約の中でも、
きちんと足腰の強いドラマ（って言い方は変かもしれないけど）
になっていた大きな要因だったような気がします。
それにしても、改めて、
安藤（瑛太くん）は魅力的なキャラだったな、と思う。
回想でも妄想でもいいから、
もっと出てくれ！と思ってしまいました。（笑）
