『ラブドガン』感想

ラブドガン』のDVDを観ました。

 

永瀬正敏さん。
うん、とってもチャーミング♪
なんか、この人の魅力を、初めて私なりにちゃんと捉えることが出来た、
という感じ。
彼の「ひとりな感じ」も、田辺さんとはちょっと違ってるけど、
とてもいいなぁ。

 

宮崎あおいさん。
カワイイだけじゃない、
あいかわらず、少女期のすごく危うい雰囲気を鮮烈に描いてみせる。
蒼井優さんあたりが、順調に外世界と繋がって行ってるのと比べると、
彼女はまだ、繭の中にいる、という感じ。
少女期を過ぎた彼女、というのが、私には想像つかないんですが、
どんな女優さんになって行くんでしょうかねぇ。

 

岸部一徳さん。
好きです。(笑)
たとえば、私が田辺さんに演じて欲しいのは、
永瀬さんの役ではなく、20年後ぐらいに岸部さんの役を、なんですよね〜
分かってもらえるだろうか。

 

さて、その田辺誠一さん。
ん〜〜惚れぼれ。(笑)
ものすごく少ない出なのに・・
役の背景として書かれてる部分がほとんどないのに・・
一瞬一瞬に見せる多彩な表情から、本当にいろんなものが伝わって来る。
特に、奥さんと子供を見送る顔が、私には、絶品♪と思われました。
また、子供にあれほどの影響を与えた父親である、というのも、
納得が行きました。
いいなぁ・・・・うん、永瀬もいいけど、田辺もいい!(笑)

 

ストーリー。
「拳銃」の意味「殺し屋」の意味を、読む気ならいろいろ読めるんですが、
私としては、たとえば『フリック』ほど、読みたい、推理したい、
とは思わなかった。
そういう意味では、少なくとも私にとっては、
こちらがグイグイ引き込まれる何かが、足りなかったような気がしました。

話の核になってる部分には、とても惹かれたんですけどね〜。