幸せな時間は続く・・・『ハッピーフライト』
田辺誠一さんのファンになってかれこれ10年、
本当にいろいろなことがあったけれども、
こんなにうれしいビッグニュースが飛び込んで来ると、
「ファンとして幸せだなぁ!」とつくづく思います。
だって、東宝系全国ロードショー!で主演!ですよ!
どっちも田辺さんには縁がない(だから悔しい!)
と思ってたからさぁ!(爆爆)
一度ぐらい、華々しいライトを浴びる経験させてもらっても
いいんじゃないかな、と。(笑)
(またすぐマイナーな世界に戻っちゃう気がするけど。笑)
「主演」ではあっても、
田辺さんは前にぐいぐい出て行くタイプではないので、
他の人たちの中にうまく溶け込んで、
いい意味で「主演」という立場を感じさせないのではないか、
そして、監督の思惑通り、
アンサンブルの整った、面白い群像劇になるのではないか、
という期待が、どんどん膨らんでいます。
『ウォーターボーイズ』ではシンクロに、
『スウィングガールズ』ではジャズに、
登場人物たちの際立った個性を魅力的に散りばめてみせた矢口史靖監督。
田辺さんが、ジャンボ機に携わる人間のひとりとして、
矢口料理長の手でどんなふうに調理されるのか、
すこ〜し冷静になった頭で、あれこれ空想するのが本当に楽しいです。(笑)
メイキング映像での、緊張気味の田辺さんを観て、
ああやっぱりいつまで経っても「慣れない人」なんだなぁ、
と、微笑ましかったと同時に、
正直、大丈夫か田辺〜・・なんて、
少しだけ心配しちゃったのも事実ですが(笑)
・・・いやいや、だまされてはいけない、
あの髪型は、田辺さんが「気弱系」の役をやる時によく使うものだし、
さっそく「ありがとうござる」なんて、笑い取ってるし(笑)
なんとなく「鈴木くん」のキャラがぼんやり見えて来たような気がするので
「大丈夫か田辺〜」と感じられて正解なのよね、きっと。(笑)
それにしても・・・
いのうえひでのり氏(劇団☆新感線)に「異物感がある」と言われ、
宮藤官九郎氏(大人計画)に「胸がつかえたような演技」と言われ、
風左衛門(@荒神)や五十嵐(@熊沢パンキース03)という、
他の登場人物たちに対して相容れない役を与えられた田辺さんが、
矢口監督から、
「マンションの隣やスーパーにいるごく普通の人」という感覚で選ばれた
というのが、なんとも感慨深いです。(笑)
私は、田辺さんの、どこか一線から引いている感じが好きですが、
それは、今回の共演者で言えば、
綾瀬はるかさんや岸部一徳さんにも共通している気がします。
『鹿男あをによし』の綾瀬さんは、
共演の玉木宏くんと共に、何となく捉えどころがなくて、
そこが私にはすごく興味深かった。
『相棒』や『医龍2』の岸部さんは、
権力を持ちながら、その中心に立っていない感じがして、
それも面白いなぁ、と思った。
だから、このふたりとの共演は、個人的に、特に楽しみです。