『新選組!』/『砂の器』/『エースをねらえ!』ミニ感想

 新選組!
土曜日に2話を、昨日3話を観ました。
香取慎吾くん、少しおちついて来ましたかね。
最初観た時は、いっぱいいっぱいの感じだったけど、
少しずつ、自然に呼吸が出来るようになってきたみたい。

山本耕史さんは、「ひとつ屋根の下」の車椅子の青年のイメージが強くて、
土方役って聞いた時、微妙〜と思ったのだけど、
いい意味で裏切られた、というか、色っぽくて、すごく良いですよね。

3話から登場した沖田役の藤原竜也くんは、
やんちゃで可愛い子供、の総司を、ほんとに可愛く演じていて、
うーん、やっぱりすごいヤツだ、と思いました。(笑)

 

三谷幸喜脚本。
ものすごく深い心理みたいなものにまで突っ込まないのが、
三谷流、なのかな。
その点、大河を観慣れた人には物足りなく感じることがあるかも。
でも、「どんな武士よりも武士らしい百姓になってやる!」
という近藤のセリフなど、人物の輪郭の作り方がすごく分かり易くて、
私は面白いと思って観ています。

 

砂の器
中居正広くんの苦悩顔全開のドラマかなと思ったら、
ひょいっと思いもかけない表情をされて、「お!?」と思いました。
でも、それだけ。(笑)
心理描写多用しすぎじゃないのかなぁ。
そこんとこをちゃんと表現しておかないと、
和賀(中居)の殺人動機がぼやける、ってことがあるかもしれないけど、
どうも、テンポが遅過ぎるような気がしました。

中で、渡辺謙さんが、さすがの存在感。
彼と中居くんの対決ってのは、みものかもしれない。

 

改めてエースをねらえ!
久々に、ビデオを繰り返し観たい、と思ったドラマだったな、と。
でも、視聴率はそんなに取れないだろ、と思ってたら、
どうやら2話は15%ぐらいになったらしく、びっくり。
(今さら視聴率云々もないだろう、って気もするけど、
このドラマに関しては、興味あった)

 

そうそう、前回、お蝶夫人に触れなかったんだけど、
松本莉緒さん、すごくいい感じだと思いました。
亜弓の時は、セリフの言い方がたどたどしかったけど、
今回はしっかりしてるし、
なにより、もっともマンガチックなあの役を、
ちゃんと違和感なく見せてることに、感動すらしてしまいました。
欲を言えば、もうちょっと「高校生離れ」したところが欲しいけど、
その辺はこれから、ってことかもしれないですね。