『きみはペット』(第9話)感想

きみはペット』(第9話)感想 投稿日: 2003年6月 12日(木)showm
蓮實さんは、えらく苦しいところで来週に続く、ってことになりましたが、
(そのことについては、今、何か言うのがつらいっす)
演じてる田辺誠一さんは、もう、
私みたいなのが、あーだこーだ言えないレベルまで
行っちゃった感じがします。

 

何なんだろう、この俳優さんの、
「何も足さない、何も引かない」感じ、って。
ちゃんと傷ついて、ちゃんと怒って、ちゃんと悩んで。
そこにいて、そんなふうに苦しんでるのは、蓮實滋人で、田辺さんじゃない。
そう・・・田辺誠一じゃない。
脚本の、演出の、求めているものを、そのまま表現する、
俳優として自分が持っている色を、何も足さず、何も引かずに。

それって、ひょっとしたら、すごいハンデなのかもしれないけど、
俳優・田辺ファンからしたら、物足りない、と思われたりするんだろうけど、
でも、そういう田辺さんが、私は好きなんだ、と、
改めて確認させられた、9話でした。