『きみはペット』(第4話)感想:1

きみはペット』(第4話)感想:1 投稿日:2003年 5月 9日(金)roji
きみはペット』(4話)初見。
このドラマで、私が誰に感情移入してるか、と言えば、絶対的にスミレです。
原作読んでも、ドラマ観てても、
まず第一にスミレの気持ちに寄り添ってる自分がいます。
彼女が自分を壊せないのは、プライドとか意地とかじゃなく、
心がほぐれてないから、なんだと思う。
その、スミレの硬い心を真にほぐしてくれるのは、ペットなのか恋人なのか、
というのが、テーマと言えばテーマなのかな、と。

 

完全武装のスミレが、ポロッと本音を吐く、弱みを見せる、
そういうシーンがきっちりと描かれていて、かつスピーディだった
1.2話あたりに比べると、
4話は、そういう意味では、物足りなかったかもしれない。

ただ、ドラマ全体のテンションはあいかわらず高く、脚本も練れていて、
スミレ(小雪)が足踏みしてる間に、
モモ(松本潤)の以外な面(したたかでアブナイ)が見えたり、と、
出演者も、それぞれに色が付いて来た、という気がしました。

 

蓮實に関しては、
田辺誠一さんの表情がものすごく豊富なので、ほんと嬉しいし楽しい。
でも、このルーツは、やっぱりプリンスメロンくん(注・『フードファイト』)だよなぁ、
と思ってしまう。(いや、絶対に違うはずなんだけど。笑)

 

ハスミン・田辺には素直に惚れてますが、
何か注文をつけるとしたら、もうちょっと陰影が欲しいなぁ、と。
「人を好きになる幸せ」だけじゃなく、
「人を好きになる切なさ」ってのもあると思うから。

でも、そういう部分がこれから少しずつ出てくるのかな、と、
期待をしてもいる私です。
なんか、ハスミン、少しずつ大人になってる気がする(笑)ので。
(あえて「切なさ」を排除して、蓮實の奥深さを見せてもらえたら、
それはそれですごく嬉しい気もする、複雑なファン心理。笑)

個人的には、原作7巻の「階段の横でスミレを待つ蓮實」所望。
(切なさとはちょっと違うかもしれないが)

 

ま、とりあえず、来週の「お姫様だっこ」→「○○○シーン」のハードルを、
どう飛び越えるか、ですね。(期待半分、不安半分)