『きみはペット』(第6話)感想:1

きみはペット』(第6話)感想:1 投稿日: 2003年5月22日(木)roji
うーーん・・・・蓮實さん、どんどん原作から離れて行きますねぇ。
まさに、ドラマ版蓮實の「自己主張」が始まった、という感じがしました。
そして、脚本の大森さんが、演じる田辺誠一さんが、
ゆっくりと、ゆっくりと、
今まで‘あえて’蓮實に欠けさせていた部分を、
ちょっとずつ埋めようとしてくれている、と、そんな気もしました。

 

65点から始まり、
つまらない・物足りないと きついことを言い続けて来た私としては
この蓮實の、淡色に色を少しずつ塗り重ねて行くような
「人柄」の現われ方は、ものすごく心地良いもので、
同時に、「幸せな敗北感」に浸る喜びを与えてくれるものでもありました。

この先、この物語が、どんな展開になるのかは判らないけれど、
田辺・蓮實は、天然ゆえに、時にスミレを傷つけることがあるとしても、
いつも、心はスミレの許にあり、
心からスミレを心配し、愛し続けて行くんだろうな、と、
そんなふうに思えること・確認出来たことが嬉しい、第6話でした。


一方スミレは・・・
どんどん蓮實が重荷になってるんじゃないかい?(苦笑)
これ以上つっけんどんになってしまったら、正直、しんどい。
蓮實ファンとしては、かなり切ないものがあるなぁ。

 

まぁとりあえず、6話は全員どん底に落ちた、ということで。
(紫織だけ元気。笑)
蓮實のスミレへの気持ちは揺らがないとしても、
次回から、それぞれどっちの方向に浮上して行くか、不安と楽しみ半々。