『人間の証明』(第7話)感想

人間の証明
うーん、話がだいぶ繋がって来たかな、とは思いますが、
5・6話あたりに比べると「薄い」って感じがしたのは、私だけでしょうか。
展開上仕方ないんだろうけど、
「虐げられた黒人」という印籠を出されると、どうも引いてしまいます。
原作では、そこに大きなテーマがあったのかもしれないけど、
現在の物語としては、どうもそぐわないような気がする。
それよりも、もっと違う表現の仕様があるんじゃないかなぁ、と。
今は、白人対黒人、ではなく、アメリカ対アジア(あるいは、白人対有色人種すべて)
だろう、とも思ったり。
その意味で、棟居がアメリカで発見した刺青は、
いろんなものの象徴、のようにも思えて、興味深かった。
原作は読んでませんが、あれは、オリジナルだったんでしょうか?

佐伯は、今回、風景の一部、でしたね。(笑)
こういう回があるのは仕方ないんでしょうが、
この人あたりに、もっと重いものを与えてやれると、面白いと思うんだけどな。

今回良いなぁ、と思ったのは、恭子の娘。(堀北真希さん)
カンヌで賞を獲った柳楽優弥くんにちょっと似てると思いません?