『最後のレストラン』(第3話/ジャンヌダルク)感想

最後のレストラン』(第3話/ジャンヌダルク)感想 

全体的に だいぶ こなれて来て 見やすくなった気がします。
ジャンヌのトリンドル玲奈さん、
かわいかったし 一途な雰囲気もあってとても良かった。

園場が新聞を見て落ち込んでいたのは、
ライバル鳥府が三ッ星レストランのシェフになったからじゃなくて、
実は、ごひいきアイドルが結婚しちゃったからなのね。
そのあたりのばかばかしいコントっぽいところも、
それほど浮いた感じがなくなって来たような気がする‥
いや、ただ、こちら側が見慣れて来た ってだけかもしれないけど。w
(さりげなく鳥府の顔に「おなら名人」なんて落書きしてた、
あれは園場の隠れた嫉妬の現れなのか、
はたまた田辺画伯のちょっとしたお遊びなのか?w)

園場は、シェフとしていい腕を持っているのに、
なぜお店が超ヒマになっちゃうまで まともに料理作ってなかったのか、
ってのが未だに私には謎ですが、
それでも、空っぽだった彼の中身が少しずつ埋まって来て、
人間味も感じられるようになって来たので、
これから、そのあたりの核心にも徐々に近づいて行くのかな、
という気がしました。

田辺誠一さん、やっと役を掴んで来た感じがします。
浮すべりすることが段々となくなって、
笑いも、シリアスも、園場のキャラとして馴染むようになって来た。

こうなってくると、すべらないギャグもすべるギャグwも
今後は自在に入れ込んで来ることが出来るようになるかもしれない。
隣に鈴木浩介さんがいて支えてくれるのが大きいし、
石黒英雄くんのオーバーアクションも無理なく笑える感じなので、
田辺さんは自由に、それこそ『デカ☆黒川鈴木』ばりに
好き勝手やっても大丈夫な気がして来ました。
(ほんとに大丈夫かどうかは まったく責任持てませんがw)

それもこれも、シリアスな部分がしっかりして来たのが大きい。
ジャンヌから園場が受け取ったものがしっかりある、
適度な笑いの中で、そこがちゃんと伝わって来たのが良かったです。

さて、ジャンヌはなぜ戻って来たのか、
その謎もこれから答えが出て来るのでしょうね。
明るい千恵ちゃん(福田麻由子)と
ちょっと憂いを含んだ美少女ジャンヌがいたら、
ヘブンズドアにますますお客さんが来そうな気がします。

ひとつ、ちょっと気になったのは前田(木南晴夏)の声。
低くてもいいのですが、こちらに伝わりやすいボリュームが
もう少し欲しい気がしました。



最後のレストラン     
放送日時:2016年4月26日 - 毎週火曜 23:15 - (NHKBSプレミアム)
原作:藤栄道彦最後のレストラン」 脚本:高山直也 演出:近藤俊明 音楽:辻陽 
制作統括:磯智明(NHKコンテンツ開発センター)、櫻井美恵子(国際放映
制作:NHK 国際放映
キャスト:田辺誠一 木南晴夏 鈴木浩介 石黒英雄 福田麻由子 大和田獏 
トリンドル玲奈(ゲスト) 他
公式サイト