『ネオ・ウルトラQ』(第6話)感想

ネオ・ウルトラQ(第6話/もっとも臭い島)感想

途中までは、ありきたりな話だと思ったけれど、
最後は「なるほど、そう来たか〜」と。
「洗濯の日」(第2話)もそうだったけれど、
田口監督の作品は、最後の最後で、ドーンと落として来る。
その、一種の墜落感みたいなものが面白かったです。


優希(市川実和子)は本当にセーデガンに友情を感じていたんだろうか。
おそらくこれがネオではないウルトラQなら、
同じラストの落とし方にしても、
そこまでの過程に もっと人情的な繋がりを描いたんじゃないか、と思うけど、
彼女は、セーデガンに対してどこかドライで、
命乞いをするところでも、打算が働いているんじゃないか、
と思ってしまったのは、私の心も濁ってるってことなんだろうか。(苦笑)


そんな観方をしたせいか、
最初の3人のやりとりも、あえて、どこか俗っぽい匂いを残そうとした
ように感じてしまいました。
もっとも、このお話なら、それが正解という気がしたけれど。


監督:田口清隆 脚本:いながききよたか 山本あかり
出演:田辺誠一南風原仁) 高梨臨(渡良瀬絵美子) 尾上寛之(白山正平)
市川実和子(上田優希)  辰巳蒼生(丹下准教授) セーデガン 他

『ネオウルトラQ』公式サイト