『東京DOGS』/『JIN-仁-』/『マイガール』ミニ感想

 東京DOGS
小栗旬×水嶋ヒロという、今が旬の若手俳優共演、という話題のドラマ。
シリアスと笑いのバランスが新鮮だし、
ふたりの立ち位置も、あえて ありえないところに設定しているのが、
興味深いと思いました。
高倉(小栗)と母親(田中好子)との関係が、絶妙w。
あと、私としては、下っ端の堀川を演じてる勝地涼くんが、ツボでした。
クドカンに揉(も)まれただけあって、
この人の引き起こす笑いには、無理がなく、素直に笑える。
吉高由里子さんも、不思議な雰囲気があって惹かれますし、
大塚寧々さんが、阿部サダヲさんがやるような役wをやってて
面白かったです。

 

まぁ正直、小栗・水嶋をこういう設定で使うのなら、
あと3年後ぐらいにして欲しかったなぁ、
30近くなってからのふたりで観たかったなぁ、と、
もったいないような残念なような気持ちになったのも確か。
こういう関係を軽妙洒脱に演じられるようになるには、
もうちょっと時間が必要なのでは、と。

ただ、今後、話が進むにつれ、ふたりの関係がいい感じに練られて来て、
そのあたりをカバー出来るんじゃないか、という気もするので、
続きを楽しみにしたいと思います。

 

JIN-仁-
これはかなり面白かったですね。
時代劇だけど、重厚さはなくて、いい意味で観やすい。
医師が幕末にタイムスリップする、という設定も興味深いけれど、
力のある俳優さんたちのガチのぶつかり合いも、非常にそそられます。
大沢たかおさん、内野聖陽さん、武田鉄矢さん、綾瀬はるかさんが
一緒の画面に収まったシーンには、引き付けられました。
大沢さんの真っすぐな佇まいが、役にうまく重なって魅力的でしたし、
内野さんの龍馬が観られる、というのも、嬉しい。
どういうふうに収束させるのか、という興味もあるので、
最後まで楽しめそうです。

 

マイガール
嵐の相葉雅紀くん初主演ドラマ。
第1話を観たかぎりでは、
正宗の、自分の居場所を見つけられない不安定な感じが、
彼の持ち味に、うまく嵌まっていたように思います。
娘役の子も可愛かった。
北村有起哉さんや山崎樹範さん、平岩紙さんなどのキャスティングも好み。
でも、正直、23時過ぎに30分より長いドラマを観るのは、
私には、ちょっとしんどい。