モデルな田辺は笑わない。『UOMO』(11月号)

モデルな田辺は笑わない。『UOMO』(11月号)
ck(カルバン・クライン)を纏(まと)った、モデルモードの田辺誠一、です。
前回のアルマーニに引き続き、
今回も、無彩色(エレガンテグレー)のスーツがすごく似合ってますね。
ようやく「田辺誠一の正しい使い方」を理解したか、UOMO。(笑)


たとえば、淡くてきれいな色より無彩色、
セーターよりスーツ、というように、
よりシックで、よりカチッとしたもののほうが、
田辺さんの「少年性」みたいなものが、逆にはっきりと
浮き出て来る気がします。

特に、最初の写真は、
「スーツ姿の田辺」が大好きな私には、たまらない1枚。
単にスリムってだけじゃない、
いらないものをどんどん削ぎ落として、その後(のち)に描かれた、
まったく無駄のないタイトなシルエット、という感じがして、
ちょっと息を呑んでしまいました。

3枚目の、鏡に映った田辺さんも好き。
どこか「心ここにあらず」みたいな表情に、妙に惹かれます。(笑)


昨年あたりから、
UOMO世界に違和感なく存在出来るようになった、田辺さん。
それでも、まだ、笑顔は見せられない。
たとえば阿部寛さんのように、
自由に笑顔を見せて それが「大人」に見えるためには、
もう少し時間が必要なのかもしれないですね。