『めぞん一刻』感想

『めぞん一刻』感想
先週の土曜日(5/12)にテレビ朝日で放送された『めぞん一刻』。
このドラマの何が一番楽しみだったか、って、
‘あの’四谷さんを岸部一徳さんが演じる、ってことだったんですが。(笑)
いや〜、これがまた、あまりにもピッタリでね〜♪
いいなぁ、いいよぉ、やっぱり岸部さん大好きだわ〜♪(笑)
いやいや、岸部さんばかりじゃなく、
一の瀬役の岸本加代子さん、朱美役の高橋由美子さん、
音無老人役の細川俊之さん等々、
ワキがもうこれ以上ない、ってぐらい適材適所で、それだけで大満足。


一方、実はちょっぴり不安だったのが、
肝心の主役、五代くんと響子さん。(笑)
五代役は、オーディションで選ばれた中林大樹くんだったのですが、
これが思ったより嵌まってて、びっくり。
今どきのシャープな青年、って感じじゃなくて、
どこか朴訥としたところがあって、
定番の綿入れ半纏(はんてん)が良く似合ってました。


響子役は、伊東美咲さん。
実は私、この人がどうも苦手だったのですが、
電車男』を観て、こういう使われ方をするのなら好きになれるかも、
と思ったのですよね。
どこかファンタジーっぽい、というか、メルヘンチックというか・・
そういう、現実的でないドラマの方が、この人には向いている気がする。
今回も、どこかホワ〜ッとした雰囲気が、
この役には似合っていたと思いました。


そう、響子さんを伊東美咲さんにあてがった時から、
このドラマは、真剣に真面目に観ちゃいけないものになったのよね。
へんにリアリティを求めちゃいけない。
ファンタジーでメルヘン、もうそれでいいじゃない、
というところまで許せる人なら、
それなりに楽しめたんじゃないか、と思います、私のように。(笑)


それと、特筆すべきは、あの一刻館の建物ですね。
最初、セットで作ったのかと思ったら、実際に外に建ってるそうで、
驚きました。
変に周辺を映さないで正解だったかもしれません。


脚本・岡田惠和さん。監督・本木克英さん。音楽・周防義和さん。
プロデューサーが内山聖子さん。
あらら、すごいメンバーだったのね。
やれば出来るじゃないですか、テレ朝。(笑)


ラスト見逃してしまったのですが、
ゆかりおばあちゃん(菅井きんさん)とか、三鷹さん(沢村一樹さん)、
こずえさん(榮倉奈々さん)もちらっと出ていたのだとか。
こりゃ続編も期待出来そうで、楽しみです。


で、出来ればその時、総一郎さん役(いや 犬じゃなくて。笑)で、
田辺誠一さんにも出て欲しいものだ、と。
伊東さんと一緒に、
ほわ〜〜んとした現実離れした空気を作り出して欲しい。(笑)
深津絵里さんと共演してた『冬物語』のCM
(TVじゃなくweb配信された方)とか、
ヘンリー(@笑う三人姉妹)とかの雰囲気なら、
うまく合うんじゃないかなぁ、という気がするんですけど、
どうでしょうね。
まぁね、まったく姿をみせない謎の人物だから、
いくらでも作りようがある、ってことで、
何なら『恋の門』の時のように、一発カメオ出演
おいしいとこぜ〜んぶひっさらって退場、
っていうのでもいいかもしれないけど。(笑)