『だめんず・うぉ〜か〜』(第3話)感想

だめんず・うぉ〜か〜』(第3話)感想
おお!面白くなって来たね〜、って言えないところが
つらいですね。(苦笑)
初回、あんなに可愛いと思えたまりあ(藤原紀香)が、
今回はあまり魅力的に思えなかったところが、私としては、致命的でした。
どうなんだろう、
ナツ(山田優)がだめんずに引っ掛かり、
まりあがその男を引っ叩いてお説教、っていうパターンが
しばらく続くのかしら。
それがある意味、黄門さまの「助さん格さんこらしめてやりなさい」的な
小気味良さに繋がればいいけど、
肝心の優柔不断男が、きっちりとした「だめんず」として描けていないので
ちっともすっきりしないのですよね。
もうちょっと、表面的なだけじゃないところで、
だめんず、というのを、しっかり描いてくれ、脚本家さん。


2話で小山内(田辺誠一)を叩いた時は、
「まりあ、よくやった!」と思ったんだけどなぁ。
受けた小山内の表情とその後の態度が良かったからそう思っただけ
だったのかなぁ。
ひょっとしたら、単に私が田辺贔屓(ひいき)なだけなのか?(笑)


―――そういう、かなり緩(ゆる)めの展開は展開として。
今回の小山内に対しては、私としては、なかなか興味をそそられました。
ん〜、いや、小山内に、じゃなくて、
小山内を演じている田辺さんに、と言ったほうが
正しいのかもしれないけど。(笑)

前回の小山内から引かれたものと足されたものの内容と量が、
連続ドラマとしてのスパンで考えた時に「ちょうどいい」
と思えたんですよね。
こんなふうに引き算されて行くなら、
先週のオーバーアクションも許してもいいかな、なんて、
偉そうに思ったりもして。(こらこら。笑)


こうなって来ると、逆に、
前回、まりあに頬を叩かれた時の小山内の表情は、
あの時点で見せるものじゃなかったような気がして来ますね。
いきなり足し算し過ぎちゃったんじゃないか、
まだ早い、5〜6話ぐらいで出て来てちょうどだったんじゃないか、
とも思えました。


いずれにしても、
こっちが気恥ずかしくなるほど「子供」な 今の小山内
(を演じてる田辺さん)が、
今後、どういう引き算・足し算をして、
前回のような表情をもう一度通り過ぎ、
さらに、その先、どこに向かって行くか、というのは、
私としては、すごく興味のわくところとなりました。

今回の様子だと、
やっぱりまりあの相手はブルース(宮迫博之)なのか、
だとしたら、また、小山内は、ふたりを結びつける無害のペット(笑)
ということになってしまうのか、とも思うけれど、
それならそれで、プリンスメロンでも蓮實でもヘンリーでもない、
今現在の「田辺流ペットキャラ」を見せてもらえるんじゃないか、
とも思ったり。


最近の私は、肝心のストーリーが薄かったり緩かったりすると、
田辺誠一という俳優の、ドラマを牽引する力 が本物かどうか見極めたい!
という欲求に駆られてしまうのです。
こういう見方は、正しいTVドラマファンとしては、
邪道なのかもしれないし、
3ヶ月続くドラマをそんなふうにしか見られなくなったら、
ものすご〜く淋しいのも確かだけれど。(笑)