『恋のから騒ぎドラマスペシャル3』感想:1

恋のから騒ぎドラマスペシャル3』感想:1
恋のから騒ぎドラマスペシャル3〜十億の女』
いや〜田辺さんったら、すっかり農業従事者ですねぇ。(笑)
もうほんと、そこらへんにいる普通の田舎の青年で。(笑)
すかしたかっこよさは微塵もなくて、
31歳も、キャベツも、泥のついた手も、帽子も、タオルも、長靴も、
一升瓶も、まったく違和感なくて。(笑)

やばい!やばいよ!
アルマーニ(@UOMO)より似合ってるじゃん、
とか思ってる自分がいる。(爆)

 

そういう外見であっても、日焼けしたたくましい顔であっても、
ちゃんと、感情が微妙に揺れる場面では、きっちりと繊細に演じてくれる。
あのまなざしから、まっすぐに
「おまえが好きだ!」ビームを発射してくれる。
うーん、それってすごいことじゃないのか?田辺!と思ってしまう。(笑)

 

ストーリーは、他の2本ともども非常にベタなんだけど、
1本45分程度で気軽に観るには、
起承転結がはっきりしていて、なかなか良く出来ているなぁと思いました。
ともさかりえさんとのバランスも、とても良かった気がします。
出来れば、ふたりの心を通わせるエピソードが、
もうひとつふたつあってもいい、とも思いましたが、
まぁ、そこまで欲張っちゃいけないかな。(笑)
でもなぁ、もうちょっと長く和男くんの出番があったら良かったのにな。
正味15分ぐらいしか味わえなかったのが、ほんと残念だわ。

まぁ、とにかく、
こういう役を田辺誠一に、と思ってくれた人に感謝、ですね。

 

3本の中では「荷台に乗せられた女」が一番面白かったかな、私としては。
ストーリーも良かったし(それこそ、めちゃくちゃベタなんだけど。笑)
井川遥さんのほわ〜んとした雰囲気もいい感じだったし、
ホスト役の山本耕史さんが、また、あまりに嵌まっていたので。(笑)

2時間しかビデオに撮らなかったので、
「元ヤンの女」が途中で切れてしまっていたのが残念。
中村俊介さんとか、ミムラさんとか、平岩紙さんとかが出ていたのにね。

 

電車男SP』に続いて、北村一輝さんが面白い役で出ていました。
うまいなぁ、彼は。(笑)
ああいう役に、まったく影を潜ませない。
あくまでカラッとしてるのがいいですね。
田辺さんだと、同じような役をやってもどこか影が出来る。
もっとも、そこがまた好きなんだけれど。(笑)

 

とにもかくにも、なかなか楽しめたドラマでした。
だめんずうぉ〜か〜』も、このくらい開き直ってベタに撤してくれたら、
けっこう面白くなるんじゃないかと思うんだけどなぁ。

 

 

(無題)  投稿日:2006年9月27日(水)
ともさかさんの役が社長と気付いて、驚く所がなんともツボでした。――
うんうん、そうですねぇ、
あれは赤井豪(@スクールでイズ)みたいに大袈裟じゃない驚き方よね。(笑)
北村一輝さんみたいに、完全に「お笑いキャラ」にしちゃったんじゃなくて、
ちゃんと「まっとうな農業青年」として驚いてたのがおかしかったし、
作らない、無理がない感じだったのが、何だかすごく嬉しかったです。

 

それにしても、今回の和男さんには、
行天(@まほろ駅前多田便利軒)のカケラもなかったなぁ。
逆に言えば、農業青年にピッタリ嵌まってた男が、
UOMOでアルマーニ着て、あの5ページ目の表情になれる、ってことが、
すごい!と言えるのかもしれないんだけど。(笑)
 
新聞社でバリバリ仕事こなすハスミンより、
こっちのほうが、何倍も「らしい」感じがしたのは、
やはり「ハード」より「ソフト」を重視する田辺さんならでは、なのかしら、
なんて考えてみたり。

 

ただひとつ、ここからTV版かっこいい「スーツ男子」に
すっぱり戻ってくれるかどうか、がちょっと心配。(笑)

よし、『だめんず・うぉ~か~』に麗しのスーツ姿で颯爽と涼やかに登場したら、
田辺の実力を数ランク上のものと認めよう。(えらそーに。笑)