『笑う三人姉妹』感想:10

え〜〜何なの何なの、あの終わり方は!?
いくら「田辺誠一しか見えない」恋は盲目状態(爆)の今の私でも、
ストーリーの浅さには半分眼をつぶってるワタシでも、
「言葉だけですべてを済まそう」とするこの最終回には、
さすがに腹が立った!
(というか、最初からこのドラマは言葉優先だったんだけど)

確かに、秋元康さんが伝えたいことは、
言葉の中にこそあるのかもしれない、
言葉の中にしかないのかもしれない。
だけど、ドラマは、エッセイじゃない。
言葉だけを伝えたいならば、ドラマにする必要はない。

 

俳優とは、「言葉を伝える道具」なのかもしれない。
脚本や演出の意図を、正確に伝える道具、でしかないのかもしれない。
そういう考え方が、ひょっとしたら正しいのかもしれない。

だけど・・・
言葉だけでなく、言葉と言葉の間にある空気まで、
俳優たちは懸命に生み出し、育んで、伝えようとする。
俳優たちが演じる意味、というものは、そこにもある、と思う・・
そこにこそある、と私は思う・・

 

まぁね、あんまり田辺ヘンリーに肩入れし過ぎてたので(笑)
最後に「ドラマ自体の感想」が入れられるぐらい冷静になれて、
言いたかったことが言えて、
かえってよかったのかもしれないですが。(負け惜しみ)