『初蕾』感想

初蕾』感想 投稿日:2003年12月12日(金)roji
寺島しのぶさん、今年の映画賞を総なめの感がありますが、
昨年、同じように女優賞を独占した宮沢りえさん主演の『初蕾』を、
先日観ました。

山本周五郎原作、石井ふく子プロデュース、鴨下信一演出。
もう、これだけで、内容の充実度が想像出来るってのが、
さすがと言えば、さすが。(笑)

で、やっぱり面白かった。
昔の「東芝日曜劇場」とかで、よくこういう作品作ってたよね、
と懐かしく思いました。

 

宮沢さん、うまいですね。 もう、何度泣かされたことか。
そして、脇役もまた素晴らしくて。
若尾文子さん、宇津井健さん、泉ピン子さん、池内淳子さん・・・・
私は、中でも、池内さん演じる料亭のおかみが、
すごく好きになってしまって。
しゃきっとした中にある「おかみ」としての優しさと、
ひょっとしたらワケありの過去を持っているかもしれない
「女」としての部分と。

ああ、素敵な俳優(女優)さんは、ほんとにいっぱいいるんだなぁ、と、
あらためて思い知らされたドラマでした。

 

そう、TVドラマだって、捨てたもんじゃない!・・・・ってところで、
昨夜の『マンハッタン・・』観て泣いてしまった、ってことを、告白しとこ。(笑)