『離婚弁護士Ⅱ』感想:3

離婚弁護士Ⅱ』高木。
なんかあの表情だけ追いかけてると、
2時間サスペンスドラマ観てる気分になってしまいそうな・・・(笑)
私は佐々木さんも好きで、だから二人のシーン、とっても興味深く観ましたが、
お二人が並ぶと、やっぱり田辺さんは「犯人タイプ」、佐々木さんは「刑事タイプ」だなぁ、
と、改めて思いました。(笑)


田辺さん。
ヘンリーのように「自然の流れの中で無理なく役を作ってる」んじゃなくて、
高木に対しては、最初から「作る」意識を強く持って役に臨んでいたような気がします。
風左衛門の時もそうだったけれど、
そのあたりの、ちょっと背伸びをして頑張って役作りをしてる田辺さん、というのも、
私はとっても好きなので、
目一杯作り込んで、あんなふうに出来上がった高木には、私もかなりしびれました。

たとえば今、彼が速水真澄をやったなら、まったく違うものになってしまうのか、
あるいは、あの「切なさ」を演技で見せることが出来るのか、
足されるものと、引かれるものと、いったいどっちが多いだろうか、
などと、ふと考えてしまいました。