R-17(talk)

2001・4・12-6・28放送(テレビ朝日系)
★このトークは、あくまで、翔と夢の主観・私見によるものです。

 
  夢:さて、賛否両論渦巻いた『R-17』ですが。
  翔:と言うか、田辺ファンには、あまり評判良くなかったんじゃない? 
  夢:テーマとしては分からなくもないんだけど、暗いし重いし、観ててズーンとしんどくなっちゃったからね、最初から。
  翔:私も、放映当時はあまり のめり込めなくて、田辺さんの役にしても、「また高校生相手かい」と、かなり引いてしまったんだけど・・・・
  夢:ビデオ観返すこともなかった、と言ってたけど?
  翔:ちょうど≪翔夢≫を休止させた頃で、自分自身も、ちょっと疲れていたもので、これだけ重いテーマを抱えている作品に、面と向かう気力がなかった、と言えばいいか。
  夢:でも、しばらくして、「ちょっと引っ掛かる、気になる」とも言ってたよね、乃木先生(田辺誠一)に対して。
  翔:『ハッシュ!』で勝裕をやって、『2001年のおとこ運』で天羽をやった後、この乃木先生だったから。 田辺さんは、何故この役を受けたのか、と漠然と考えていたら、「何か意味があったんじゃないか」と、そんなふうにも思えて、気になり出した。 でも、結論みたいなものは見つからなくて。
  夢:で、今回、わざわざビデオ化されたものをレンタルして見たそうだけど。
  翔:実は、放送時、ビデオをちゃんと撮ってなかった、撮り忘れた回があったりして。 ま、それだけ「観たい!」という気持ちが強くなかった、とも言えるのかもしれないけど。
  夢:改めて観て、評価は変わった?
  翔:それはもう、かなり、と言うか、ガラッと変わった。
  夢:どんなふうに?
  翔:うーん・・・あれだけ心に突っ掛かっていたものが、自然に溶けてしまった、と言うか、田辺誠一恐るべし、と言うか。(笑)
  夢:え~っ!? あたしはダメだったな。今もぜんぜん観る気がしない。    
  翔:その気持ちもわかるけど・・・
  夢:17歳の女子高生が抱える問題に、正面から斬り込む、という姿勢は分からなくもないけど、あんまり生々しくて、ドラマを観続けるのがすごく辛(つら)かったし、さっき翔が言ったみたいに、田辺さんの乃木先生も、「またこんな役かい」と思ったし。
  翔:そうね、私もそうだった。 「ツライよね、苦しいよね、あなたたちの気持ちは、すごく良く分かるよ」と、それほど子供を甘やかしてどうする!とも思ったし・・・きつい言い方かもしれないけど。
  夢:でも、そんな翔が、なんでそんなに評価が変わったの?
  翔:・・・・『夢のカリフォルニア』というドラマがあったよね。
  夢:あ、この間(2002年4~6月)放送してた?
  翔:そう。 あのドラマを観た時に、自分が10代後半に抱えていた悩みや痛みそのものが、ものすごくリアルに再現されているような気がした。
  夢:・・・・・・・・
  翔:ああ、こんなふうに、不完全な人間が主人公のドラマがあってもいいんだ、と・・・
  今まで、ドラマの脇の方で肩身の狭い思いをしていた終や恵子や琴美のような子が、あのドラマでは、真ん中に立っていた。 真ん中に立っているのに、いつまでも足踏みを繰り返して、ちっとも前に進まない、そのイライラ感を、観ている私たちに振り撒いて、時には不快感さえ押しつけて・・・・
  でも、それでも彼らは生きている、そうやって、ちっぽけなことに悩みながら苦しみながら生きている・・・そういう人間をドラマにしてもいいんだ、と、そのことが、私にとっては、すごく嬉しい衝撃だった。
  夢:・・・・う~ん・・・・・
  翔:『R-17』を最初に観た時、さっき夢が言ったみたいに、私も、あまりにも生々し過ぎるように思えたし、女子高生って、こんなに荒れているんだよ、と、興味を引かせる為に、わざとあざとく作ってるようにも思えたし、作っている側が、実際の女子高生に媚(こ)びてるようにも思えて、観ていて、すごく辛かった。 確かに、現実にああいうことがあるのかもしれないけれど、それをドラマとして観るのは、見せられる方からしたら、かなり辛いものがある、って。 こちらの気持ちも考えろ!って。
  夢:うんうん。
  翔:でも、果たして、17歳という、まさに渦中にいる女の子たちにとっては、どうだったのか。
  夢:・・・・え?
  翔:私は、‘たまたま’彼女たちに気持ちを重ねることが出来なかったけれど、ひょっとしたら『夢のカリフォルニア』を観た私のように、『R-17』に自分を投影し、そして救われた子がいるかもしれない、と・・・・
  夢:・・・・・・・・
  翔:最初は、そんな女の子に手を差し延べることは、ただ、彼女たちを甘えさすだけなんじゃないか、と、そんなふうに思っていたんだけど、『夢カリ』観てから、「そうじゃないのかもしれない。他の人にどう思われようと、当事者である少女たちにこそ、伝えたいものがあったんじゃないか」と考えて。
  『夢カリ』で、3人のいくじのなさをそのままドラマにした、それを観て、私が救われた気持ちになったように、『R-17』を作った人たちもまた、今悩んでいる・苦しんでいる少女たちにこそ届いて欲しい!という気持ちを持って発信していたんじゃないか、と。
  夢:うーん・・・
★    ★    ★
  夢:だけど、観てる女の子たちに対して、そういうはっきりとした意図を持って作ったとして、それにしても、途中から唐突に、芽美(中谷美紀)の過去や桜子(桃井かおり)の正体が明かされたり、乃木が入学当初からカヲル(黒沢優)を愛していたと告白したり、あまりにも突飛な展開になってしまって、行き当たりばったりにストーリーを変えられてる気もしたけど。
  翔:それは私も、最初そう思ったんだけど。
  夢:今は違う?
  翔:さっき、ビデオを借りて観直した、と言ったけど、その時に、つまり、最初から観直す時に、そういう一見突飛な展開が、最初からきちんと計算されたものだったんだ、という前提で観るように心掛けてみた。
  夢:うん。
  翔:そうやって最初から観返したら、これは、行き当たりばったりでも付け焼刃でもない、ちゃんとラストを見越して最初から作られたドラマなんだ、と、ものすごく納得してしまって、そうしたらもう、この作品の魅力にグイグイ惹き込まれてしまって・・・
  夢:ん・・・・?
  翔:いろいろなことに伏線が引いてある。 それが、10~12話で一気に噴き出し、そして終末に向かって突き進んで行く、と。
  夢:たとえば?
  翔:芽美が過去に犯した事件・・・・最初に観た時は、突然出てきたエピソードに思えたけど、観返してみると、その事件のために、彼女が背負ってしまっているものが、ちゃんとある。 緊張するとすぐトイレに行きたがる、部屋を片付けられない・・・・とにかく、「何かを抱えてしまっている」状態。
  夢:うん。
  翔:それが、カウンセラーとして女子高生の問題にぶつかるうち、少しずつ、少しずつ、その理由が形をなして行って、やがてはっきりとした輪郭を見せるようになる。 桜子もまた、それに呼応するように、その正体を見せて行くようになるわけだけど。
  夢:突然豹変したわけじゃない、と?
  翔:最初から、芽美の陰のサポーターとして接していた・・・そう思って観ると、いろいろなことが、なるほどなぁと思えてきて。 桜子の、ジョニー(人間の標本)に対する異常なほどの執着(?)も、頭の中にフロッピーが入っていたら、そりゃ大切にするだろう、とか。(笑)
  夢:(笑) でも、桜子は、やっぱりあたしには、あまりにも突然の変わり方のように見えたけどな。
  翔:・・・・・・・・
  夢:芽美との出逢い、はどうなの? 桜子が最初から芽美のサポーターだとしたら、あの出逢いの時、彼女は患者のふりをしてた、ってこと?
  翔:いや、私はそうは思わない。 桜子もまた「何かを抱えている人間」なんだと思う。 だから、芽美と出会った時の桜子は、決して演技していたわけでも、嘘をついていたわけでもないんじゃないか、と。
  夢:うーん・・・・・
  翔:このドラマに、「完全な人間」は出て来ない。 少女たちももちろんだけど、大人たちも そう。 桜子にしても、芽美を陰ながら支え、援助する立場であっても、問題をたくさん抱えていて・・・・
  夢:人に借金したり、ヘンなもの作ったり?(笑)
  翔:そうだね。(笑) 他の大人たち・・・芽美はもちろん、乃木にしても、少女たちの親にしても、学校の先生たちにしても、「間違ってない人がいない」んじゃないか、と思う。
  夢:う・・ん、それはそうかもね。
  翔:みんな、何かから逃げて、臆病になっている。 見栄を張ったり、突っ張ったりしながらも、肝心な、大事なものから目をそらしている。
  夢:・・・・金八先生みたいな人は出て来ない?
  翔:そう。(笑) でも、それもまた現実なんだろう、とも思う。
  夢:・・・・・・・・
  翔:何故、大人がこんなに弱いのか、弱点だらけの存在として登場するのか。 それはたぶん、大人もまた完璧な人間などいないのだ、悩みを抱え、痛みを抱え、弱い部分を抱えながら生きているんだ、と、それを少女たちに知って欲しかったんじゃないか、と、そんなふうに思えるんだよね。
  そして、まっすぐに正しく生きている大人が「違う」と言うんじゃなくて、何かを抱えている弱い人間が、自分を変えようとするエネルギーで、他の人(相手)を巻き込み、決して相手を否定せずに共に前に進もうとする、その姿勢を、受け取って欲しかったんじゃないか、と。
  夢:・・・・・・・・
  翔:このドラマは、大人たちへ、あるいは違う世代の人たちへの「17歳の女子高生の今を伝える紹介ドラマ」じゃない。 17歳の少女たち、という、もっとも危うい年代へ向けたドラマ、彼女たちにこそ観て欲しかったドラマで、だから、他のどんな世代に受け入れられなくてもいい、媚を売っていると思われてもいい、今、悩みを抱えている、今、痛みを抱えている少女たちに、「大人も弱いけど、でも、何とかしてあなたたちに手を差し延べようとしてるよ」と、そう言いたかったのかな、と思う。
  夢:・・・・う~ん。
  翔:ラストになって、『R-17』というタイトルが、実はあるプロジェクトの、芽美のカルテ名だったことが解かる。 あまりに突飛に思えたけれど、でも、作者は言いたかったのかもしれない、「あなたの見えないところで、あなたを見守り続けている人間が、必ずいるんだ」と。 それは、カウンセラーかもしれないし、いいかげんな生物の先生かもしれないし、保健室の先生かもしれないし、謎のプロジェクトの一員かもしれないし、そしてもちろん、家族や友人かもしれないんだ、と。
  夢:理科室の標本かもしれない?(笑)
  翔:!・・うん。(笑) 
  夢:あのプロジェクトは、「見守る人間の象徴」のようなものだった、ってこと?
  翔:そうそう。 あまりに現実的でないかもしれないけれど、まるで「神」のように、遠くで見守っている、きっとどこかで見つめてくれている「誰か」。
  だからあきらめないで、立ち上がって、どうか、手を差し出す少しの勇気を持ちなさい、と、そんなことを言いたかったのかもしれない。
★    ★    ★
  夢:・・・・・・・・
  翔:・・・どうした?
  夢:・・・・いや、すごいね、『R-17』を見る翔の眼が、こんなに変わった、というのは。
  翔:私も、自分でびっくりしてる。(笑) でも、今話したみたいなことを考えながら観ていたら、ものすごく揺さぶられて、何度も観返してしまったから。 観返したら観返しただけ、また、新たな発見があったりして、「すごいな!すごい作品だな!」と、感動してしまって。    
  夢:ふぅ~ん・・・・ あ!田辺さんの話、するの忘れてた!(笑)
  翔:あ!(笑)
  夢:うーんと・・・今の翔の話聞いてて、じゃ乃木先生はどうなんだ、という、新たな疑問も湧いて来てるんだけど。 正直言うと、どうも最後まで彼を好きになれなかったもので。
  翔:私も、最初は本当に好きじゃなくて・・・・(苦笑)
  夢:あ、そうだったの?(笑)
  翔:「なんにも分かってない先生だなぁ! もうちょっとシャキッとしろ! 芽美にばっかり頼るな!」 とか思っていたから。
  夢:あ、おんなじ。(笑) 
  翔:でも、今回観直して、目からウロコ状態になって。
  夢:え? どういうところが? 最初に翔が言った、「田辺誠一恐るべし」ってのも、すごく気になるんだけど・・・・
  翔:乃木先生の設定って、生徒たちに人気があって、兄のように慕われていて、悩み事の相談にも乗る、とにかく「いい先生」で。
  夢:そうだね。
  翔:でもそれは、生徒たちが本当に彼を信頼しているからじゃないんだよね。 その辺のことを、まるで見抜けてなくて、なんにも分かってなくて、ところが本人は、「自分が分かってない」ということ自体、分かってなくて。
  夢:う~~、ミもフタもない・・・・
  翔:(笑) いや、でも、そういう感じだと思うの。 で、芽美の登場で、自分の中のカラッポな部分に気づいて、あせって、生徒の気持ちを分かろうとして、結局踏み込めなくて、ウロウロして、芽美の足を 引っ張ったりして。
  夢:最低~~
  翔:でもね、何も分からない、ということに気づき、どうにかして分かろうとし、結局芽美に頼って答えを求めようとする、そういう「乃木真也」という人物を、全体の流れを踏まえて、ひとつひとつ観て行った時に、「ものすごくちゃんと描かれた役だな」 と思って、そうして、改めて田辺さんを観たら、なんだか「すごい!」 と思って。
  夢:?
  翔:私が、この役自体が嫌いで、だから、演じているこの時の田辺さんまでも好きになれなかったのは、たぶん、そういう 「何も分かってなくて、結局芽美に頼ってしまう、愛するカヲルにぶつかって行く方法さえ間違えて、そしてまた芽美に救われる」 という、「外見はかっこいいのに、中身がまったく伴っていない感じ」 に対する嫌悪が、田辺さんの演技への評価と重なってしまったからなんじゃないか、と。
  夢:ん・・・?
  翔:「乃木って、優柔不断で最低~」と、みんな(少なくとも私の周りの田辺ファンのほとんど)がそう思った根底に、ものすごく的確な、「あの役を、そう思わせるように演じた」 田辺さんのアプローチの仕方があったんじゃないか、って。
  夢:う・・・・・
  翔:そう思って、後半、突発的に現れたさまざまな事柄を、最初からすべて肯定的に(2年前からカヲルを好きだった、ということも含めて)観て行くと・・・・三咲(上野なつひ)の自殺が、乃木の気持ち(カヲルを好きなこと)を知っていて、その上で、自分の気持ちを伝えようとしたために起こったものに思えたり、カヲルへの想いが、カヲルに告白された時点で0からスタートしたんじゃなくて、すでにいくつかのステップを踏んで、乃木の心に静かに発酵していた、とも思えたりして。
  夢:・・・・・・・・
  翔:そうやって、乃木のエピソードをひとつひとつ拾って行くと、彼の感情が、全部ちゃんと繋がって見えて来て、そうした時に、その折々の乃木の表情が、どれもこれも、私の「こうあるべき乃木」の姿と重なり合って、どこかにノイズ(ずれ)が入る、ということが、まったくなかったんだよね。
  夢:う・・ん・・・・・
  翔:こんなふうに思えたのは、田辺さんの出演作品の中で、本当に数えるぐらいしかない。
  確かに、乃木真也という役は、「完全な大人」ではなく、「何かを抱えた不完全な人間」で、しかも、自分に欠点がある(芽美のように)なんてツユほども思ってなくて、何も分かってなくて・・・・だから、到底「魅力的」とは言い難かったかもしれない。 でも、それを演じる俳優が、「魅力的でない(皆に好かれたり、納得されたりしにくい)役を、魅力的でなく演じる」という、その忠実な再現を、評価しないのはおかしいんじゃないか、と。
  夢:・・・・・・・・
  翔:個性が立った俳優さんは、たとえこういう役でも、魅力的に演じることが出来るのかもしれない。 「○○さんがやってるから、どんな役でもカッコイイ」と言われることも、ひょっとしたら大事なことなのかもしれない。
  でも、私は、役の中に自分を埋没させられる、自分の個性を薄めて役の本質を演じられる、自分が持つチャームポイントを捨てられる、そういう田辺誠一という俳優のこれから、というのに、ものすごく興味がある。
  夢:うう~ん・・・・言葉がない・・・・正直、あたしはそこまで達観してないしなぁ・・・・・
  翔:私だって、田辺さんの乃木を こんなふうに観るようになったのは、つい最近だし、田辺誠一という俳優に対して、こういう気持ちになったのも、こうして夢と話しているうちに、漠然と思い始めただけで、ひょっとしたら、違う作品を観て、まったく違う感想を持つかもしれないんだけど。(笑)
  夢:固まってない?
  翔:固まってない、よね。 田辺さん自身、『ハッシュ!』の後、俳優としての振り幅がさらに広がったから、まだ、どっちに行こうか、とか、固まっていないと思うし、だから面白い、とも思う。
  夢:うん。
  翔:固まっていない、つまり、「俳優としての田辺誠一の個性」が、まだきっちりとした形になっていない、ということが、いいことなのかどうか、逆に、個性を前面に出さなければならない作品に当たった時に、どう対処して行くのか、というのも、不安でもあり、楽しみでもあるんだけど。
  夢:「田辺誠一の個性」は、まだ形になってない?
  翔:私はそう思うけれどね。 だから、役柄によって、ものすごく評価が上下するんだろうし、演じる側からしたら、1回ごとに、まったく違う演じ方が出来るから、面白いんだろうな、とも思うし。
  夢:うんうん。
  翔:・・・・・今、ふと思ったんだけど・・・・振り幅が広過ぎて、「これが田辺誠一だ!」という‘背骨’の部分が、まだ出来上がってない気もする。
  夢:‘背骨’ねぇ・・・・
  翔:その‘背骨’が出来てしまうと、役柄が限定されてしまうのか、個性が立って、ますますいい俳優になるのか、というのは、私自身もわからない、という、ずいぶん適当な話ではあるんだけど。(笑)
  夢:(笑)
  翔:当分、今のままでいい、という気もするし・・・・ ま、ひとり勝手な推測で、勝手に楽しんでいる、と、言えなくもないけど。
  夢:それがファンというものさ。(笑)
  翔:そうだね。(笑)  なにせ‘今’思いついたことだから、その辺の話は、今後のトークで、きちんと気持ちを整理しつつ話していけたら、と思います。  
  夢:・・・・ま、‘背骨’がない生き物だっているわけだし、ね。(笑)
  翔:え!?

  翔:言い忘れましたが、この作品における出演者の熱演・・・・特に女子高生役の子たち(栗山千明水川あさみ上原歩宮崎あおい三船美佳ら)は皆うまい!と思ったし、中谷美紀さん、桃井かおりさんもすごかったし・・・・そういう中に、田辺さんがいた、ということが、素直に嬉しかった。 特に中谷さんとのからみは、どのシーンもすごく好きでした。