『戦う!書店ガール』(第7話)感想

しばらくお休みしていました。
upするのが遅くなってしまってすみません。

『戦う!書店ガール』(第7話)感想

今回はまさに「戦う!出版ボーイ」という感じ、
小幡(大東駿介)が主人公みたいだったですね。
ひとつの書店だけ特別扱いは出来ない、というのは、
出版社の立場としては当然のこと。
看板雑誌の副編集長として、そんなことは重々承知。
一方で、
亜紀(渡辺麻友)の気持ちも分かるから、何とか力になりたい。
好きな子にいいかっこ見せたい、なんて浅い気持ちじゃない、
亜紀がどれだけ本を愛し、吉祥寺店を愛しているか知っている、
その、亜紀の心の奥に根差したものを、自分も大切にしたいと思うから。

あがち先生(浅利陽介)もまた亜紀の想いを知っている、
だから手助けしようとしてくれてるわけですが、
ただ、これはどう考えたって相当ヤバいやり方で。
吉祥寺店がこれほど追い詰められていなかったら、
公平に見て、「えっ大丈夫なの?」という気がするのも確かでしたが。

そんな あがち先生の自由さと相反する
編集担当の小幡が抱えた しがらみ がすごく切なかった。
小幡、あの若さで副編集長ということは、
会社からも編集長(池田鉄洋)からもかなり期待されているはず。
だけど亜紀たちの必死さも分かるから何とかしたい、という
その小幡の葛藤がね〜見ているこちらにすごく伝わって来たし、
そのあたりの 密で きめ細やかな空気感は、
大東くんが演じたからこそ生まれたようにも思えました。


一方、理子(稲森いずみ)の恋の行方は?ってことですが、
せっかく三田くん(千葉雄大)が踏ん切りつけようとしてるのに、
ライバル田代(田辺誠一)がキス寸前で止めちゃったのは何故なのか。

う〜ん・・何故だろう、あのシーン、
田代の本気度みたいなものが伝わって来ていないように
私には感じられてしまった。
いや・・本気度・・と言うとちょっと違うのかなぁ。
もちろん理子に好意を持っているのは確かなんだけど、
恋愛と言うには何かが足りない、
と言った方がいいか。

田代が抱く、理子に対する「好意」と「愛情」のはざまに
いったい何が横たわっているのか、
どうやら理子のお父さん(井上順)は見抜いているようですが、
はたして・・?

『戦う!書店ガール』     
放送日時:2015年4月-6月 毎週火曜 20:00- (関西テレビ・フジテレビ系)
脚本:渡辺千穂 原作:碧野圭『書店ガール』シリーズ(PHP文芸文庫)
演出:木内健人 プロデューサー:山下有為、沖貴子、松井洋子
音楽:横山克 主題歌:渡辺麻友 「出逢いの続き」(Sony Music Records
挿入歌:SOLIDEMO 『Girlfriend』(avex trax
協力:丸善ジュンク堂書店  制作著作:関西テレビ(8カンテレ)
キャスト:渡辺麻友 稲森いずみ千葉雄大 大東駿介 鈴木ちなみ 伊野尾慧
山中崇 マキタスポーツ 木下ほうか 濱田マリ/井上順/田辺誠一
ゲスト:浅利陽介 池田鉄洋    公式サイト