『戦う!書店ガール』(第2話)感想

『戦う!書店ガール』(第2話)感想

今回は、理子(稲森いずみ)がメイン、という感じでした。
柴田(長谷川朝晴)が結婚する相手を亜紀(渡辺麻友)だと勘違いし、
ひとりでオロオロして、落ち込んで、でも実際には 亜紀は何も関係なくて。
でも、そのことがきっかけで、
理子と亜紀のギスギスした空気は、なおさら増幅してしまったようで。

理子は、今のところ気持ちが丁寧に描かれているし、
柴田に振られても、三田 (千葉雄大)や田代 (田辺誠一)といった
なかなか魅力的な男たちにアプローチを掛けられて、
主役らしい華やかさをまとっていていい感じ。

一方、亜紀はというと、
今回はちょっと損な役回りでしたね。
三田に告白するも、「好きな人がいる」と言われて振られ、
その相手が理子ではないかと勘繰り始める。
亜紀にとっては、理子は、仕事上の壁であるばかりでなく、
三田を挟んだ恋のライバル(しかも今のところかなり不利)的存在
にもなりつつあるようで。

理子の心情をメインに置いて観てしまうと、
亜紀は、ヒールのような存在になってしまう可能性があったのだけれど、
理子の誤解は亜紀にとって理不尽なものだったし、
亜紀がなぜ三田を好きになったか、のエピソードもうまく利いていたので、
そのあたりはギリギリ回避出来ていたようにも思います。
今のところは、あえて、つっぱっている彼女を表に出しているけれど、
バックボーンがもっと細かく描かれるようになれば、
私たち(観る側)の彼女への共感も
徐々に育つようになるのではないか、と。

さて、柴田に振られた理子ですが、早くも次の恋の予感が・・
書店イチのイケメン・三田くんと、ライバル書店の田代。
このままだと、こちらも三角形になって行きそうだけど、
田代がね〜、そんなに単純に一角に収まりそうにない気がするんですが。

・・って、あんなに「ヒロインと両想いになる役」を望んでいた私なのに、
いざそうなりそうになると、もうひとひねり効かせて欲しい、と願う、
田辺誠一ならそうあるべきだろ、と思う、
このひねくれた私のファン気質はどうしたもんか。w


『戦う!書店ガール』     
放送日時:2015年4月-6月 毎週火曜 20:00- (関西テレビ・フジテレビ系)
脚本:渡辺千穂 原作:碧野圭『書店ガール』シリーズ(PHP文芸文庫)
演出:白木啓一郎 プロデューサー:山下有為、沖貴子、松井洋子
音楽:横山克 主題歌:渡辺麻友 「出逢いの続き」(Sony Music Records
挿入歌:SOLIDEMO 『Girlfriend』(avex trax
協力:丸善ジュンク堂書店  制作著作:関西テレビ(8カンテレ)
キャスト:渡辺麻友 稲森いずみ千葉雄大 大東駿介 鈴木ちなみ 伊野尾慧
長谷川朝晴 マキタスポーツ 木下ほうか 濱田マリ/井上順/田辺誠一
公式サイト