『斉藤さん2』(第7話)感想

『斉藤さん2』(第7話)感想
前園冴(松岡茉優)は、妊娠して高校を中退、そして出産。
しかし、赤ちゃんが生まれたことで、昔の仲間と遊ぶことが出来なくなったり、
四六時中赤ちゃんの世話に追われるようになって、
徐々にストレスがたまり、追い詰められて行きます。
冴のいつもと違う様子に気づいた親友の優里(早見あかり)は、
斉藤さん(観月ありさ)に連絡、
斉藤さんは、自分がボランティアで参加している育児相談に来るよう
冴に勧めますが、
彼女が意を決して訪ねてみると斉藤さんはまだ来ていなくて、
大庭(猫背椿)や播磨(音尾琢真)が彼女を無視、
新しい所長(古田新太)も優柔不断ではっきりせず、
腹を立てた冴は、相談所を飛び出し、
フラフラと陸橋を歩き、無意識にベビーカーを離してしまいます。
加速をつけて走り出すベビーカー。
冴を探していた斉藤さんがそれを見つけて、ベビーカーを無事保護。
斉藤さんの家に招かれた冴は、
摩耶(桐谷美玲)や立花(酒井若菜)の話を聞き、
みんな悩みつつ子育てしていることを知って、やっと笑顔を取り戻します。


子供も二人目三人目になると、結構余裕が出て来て、
些細な事では動じなくなるのですが、
最初の子は、本当に、どうしていいか分からない時があります。
冴のストレスは、子供への愛情とは別物、
いくら可愛くても、イライラを堪え切れない時もある。
身近に相談出来る人がいる(できれば経験者)がいて、
「あなたの気持ち分かるよ」と言ってもらえるだけで、どんなに救われるか。
斉藤さんのおかげで そういう場を持てた冴は幸せだなと思います。
「あなたはもう高校生じゃない、母親なんだよ」と斉藤さんに諭され、
子供をつねってしまった事を夫に告白する冴、
彼女の言葉をちゃんと聞いてくれるだんなさんで良かったです。


一方、前回、息子の大和(玉元風海人)が
潤一(谷端奏人)いじめの首謀者だったことが発覚、
しかも、世間には不良で通っている冴の伯母だったことも知れて、
すっかり孤立してしまった玉井さん(南果歩)は、
実は離婚問題も抱えていて、すっかりおとなしい存在に。


そんな玉井さんに付いて行けない、と、
大庭や播磨は、斉藤さんを新リーダーにしようと画策。
しかし、当の斉藤さんに突っぱねられて、どうしたらいいものかウロウロ。
う〜ん、どうやら一番波風立ててるのは、この二人のような気が・・
この人たちの行動が妙にねちっこくて、笑って流すことが出来ず、
観ていてしんどいのが辛いところ。
(いずれ斉藤さんがスカッと晴らしてくれるとは思いますが)


「どうしたら斉藤さんのようになれるんだろう」と摩耶。
弘高(田辺誠一)は、
「斉藤さんは相手の立場を想像することが出来る」と言います。
今何を思っているか、どう感じているか、
相手の気持ちを自分のことのように身近なものとして感じ取る・・
それって、すごく大事なことなんだと思います。
(それにしても弘高さん、おじさんと言っていい年令なのに、
斉藤さんちで他のお母さんたちと一緒にいても
まったく違和感ないのはなぜ?w)


そんな斉藤さんが、今後、
玉井さんや大庭さんや播磨さんとどうつきあって行くのか、
そこに摩耶はどう関わって行くのか・・
次週も興味深く観て行きたいと思います。


『斉藤さん2』
放送日時:7月13日より 毎週土曜 21:00- 日本テレビ
脚本:土田英生/演出:久保田充/原作:小田ゆうあ「斉藤さん」
キャスト:観月ありさ桐谷美玲 田辺誠一 瀬戸康史
猫背椿 音尾琢真酒井若菜松岡茉優 岡山智樹 早見あかり
橋本涼(ジャニーズJr.) 玉元風海人(ジャニーズJr.) 谷端奏人
勝村政信南果歩
ゲスト:古田新太 他  
『斉藤さん2』公式サイト