はなまるカフェ(しみチョココーン編)(talk)

2008・11・11放送(TBS)
★このトークは、あくまで、翔と夢の主観・私見によるものです。

夢:いやもう この頃(2008年11月)は、TVで田辺さんの顔を観ない日はない、ってぐらい、『ハッピーフライト』の番宣でいろんな番組に出まくってたよね~。
翔:出まくってたね、確かに。 まぁ「観ない日はない」というのは大袈裟かもしれないけど。(笑) ここで取り上げた三番組のほかにも、「お笑いレッドカーペット」やら、「笑っていいとも!」やら、「知っとこ」やら、映画公開初日前後は、本当に、田辺さんの俳優史上かつてない、というぐらいに、あちこちの番組に出ていた。 その中でも、やはりこの「はなまるカフェ」が、一番インパクトがあったように思う。
夢:あいかわらず、おっとり~まったり~の田辺さん、だけどね。(笑) 話のテンポが ゆったりしてて・・ 誰かに似てると思ったら、あれで もうちょっとはっきりと言葉を話したら、戦場カメラマンの渡部陽一さんだな、と。(笑)
翔:ああ~・・・確かに。(笑)
夢:髪型がまた、かわいらしい感じで。(笑)
翔:前髪をおろすと少年のようになる。 『ハッピーフライト』の鈴木のイメージに近づけたんじゃないかと思うけど。 
夢:今回、初めて、薬丸さん、岡江さんの他に柴田理恵さんがMCに加わって、またちょっと雰囲気が変わったかな、って気がしたけど?
翔:薬丸さんや岡江さんは、もう何度か不可思議な田辺ワールドを体験してるから、あまり驚かないけど、柴田さんは初めてだから、すごく面白がってくれているのが伝わって来て、それを観ているのが また楽しかった。(笑)
夢:そうだね~。 で、今回の おめざ は、なんと ギンビスの「しみチョココーン」。 しょっぱなから田辺ワールド全開。(笑)
翔:まぁ、食パンを厚く切ってバターとマヨネーズを塗った「4枚ちゃん」とか、揚げたての「アメリカンドッグ」とか、これまでのことを考えても、まともなものは出て来ないだろう、とは思ってたけど、まさか「そこ」を攻めて来るとは!(笑)
夢:みんな 真面目な顔で しみチョココーン食べてるのが笑えた。
翔:本当に、そのあたりの「はずし加減」というのは、いつも絶妙だよね。 
夢:うんうん。
翔:それと、この番組では特に、田辺さんが自分の家族のお話をたくさんしてくれて、実生活が垣間見えるところも、普通のトーク番組とは違うところかな、と思う。
夢:確かに、なんか、さらさらと出てくるよね、奥さま(大塚寧々さん)とかお子さんの話が。
翔:で、今回は「妻」だったなぁ、と。(笑)
夢:・・・・え?
翔:前回、5年前に出た時は、寧々さんのことを「おくさん」と呼んでいて、それがすごく印象的だったんだけど、今回は「妻」という呼び方になっていて、何となく、5年という月日の中で、ふたりの間に流れた確実な時間とか、より深まった理解とか、愛情とか、そんなものが感じられて、ほんわかした気分になったから・・いや、私の勝手な印象だけど。(笑)
夢:でも、何だか分かる気がする。 本当に、何年経っても仲のいいご夫婦で。
翔:お子さんに対しても、こういうお菓子を「とうちゃんが毒味してやるから」と言って食べちゃうお父さんなんだなぁ、って、何だか微笑ましかったし。
夢:うん。
翔:誰にとっても、家族というのは、すごく大切なものには違いないんだけど、田辺さんは、しっかりと自分の足場が出来て、揺るぎない生活が出来て初めて、さらにいい仕事が出来るタイプの人だと思うので、こういう場で、その根本のところ・・幸せな日常が語られるというのは、聞いていて本当に嬉しいことだと思う、ファンとして。
夢:そうだね。
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夢:田辺さん持参の写真は7枚。 それぞれ「パリの朝」「ポケモン」「くつろぎ」「精米」「おにぎり」「カニパン」「パイロット」 というタイトルがついているんだけど、特に「カニパン」がね~・・(笑)
翔:田辺ワールドの真骨頂だったよね。小学生の頃、カニパンのどこがおいしいか、という話になって、2枚目の右の手(ハサミ)の部分が一番おいしい、という結論になった、という・・(笑) 
夢:「利き手だから」・・って、ねぇ!(笑)
翔:小学生で そこまで深く理由を探ってたのか!(笑)
夢:それをまた、MCみんなで検証してみるところが面白い。
翔:そうそう! 「1枚目のハサミの部分と食べ比べてみましょう」って、何も そこまでマジにならなくても・・・(笑)
夢:で、田辺さんがしみじみと「ああおいしい・・」って!(笑)
翔:コンビ二おにぎりも、「握り返すと、自分の好みの硬さになって、おいしさが2割増し」と主張しながらおにぎりをニギニギして食べる田辺さんに対して、「言いたいことは何となく分かります。しかし2割増しかどうかは・・」という、おにぎりを食べた後の薬丸さんのツッコミが実に見事で。(笑)
夢:ほんとほんと。しっかり掛け合いになってて、笑った笑った。
翔:後から感じたことだけど、この7枚の写真で、田辺さんが普段どういう生活をしているか、から、どんなものを好んでいるか(何を大切にしているか)、そして 仕事の話まで、一通りのことがきっちりと伝わるようになってるんだな、と。 このチョイスというのは、結構考えられたもののように思えた。
夢:ああ・・そうかぁ。
翔:最後の「パイロット」というのは、『ハッピーフライト』の中で飛行機を操縦する、そのシュミレーションのために、紙製の計器図みたいなものを使って家で練習していた、というお話で。 
夢:俳優さんって、そんな形で仕事を家庭に持ち込むこともあるんだね~。 
翔:そうやって練習して積み上げたものが、映画の中のリアルな操縦シーンに生きてくるわけで。 役の心を掴むだけじゃない、そういう部分でのリアリティというのも、役を「演じる」上でとても大切なこと、手を抜いちゃいけないところ、なんだよね。 
夢:うん。
翔:『ハッピーフライト』を観た時に、田辺さんが演じた鈴木には、そういう部分(操縦技術)での甘さ・緩(ゆる)さがまったく感じられなかった。 それが、映画を、ただのコメディで終わらせなかった重要な要素にもなっていたように思う。
夢:うんうん。
翔:この番組で、そういう確認が出来たことも、嬉しいことでした。