CM/冬物語web(talk)

2006・10up(サッポロビール冬物語web)
★このトークは、あくまで、翔と夢の主観・私見によるものです。
 

  夢:いや~これ本当に好きだったな。
  翔:私も。 実際にTVで流れたCMは短いし、まぁ何てことはない内容だったんだけど。 でも、サッポロビールのHPにupされた、TVCMから続く二つの物語(「見つめないで・・」「ガマンできない・・」各3分程度)が、とても良く出来ていて。 Webから こういうハイレベルなものを配信してくれた、という素直な驚きがあった。
夢:うんうん。
翔:相手役が、一度ぜひ共演して欲しい、と思っていた深津絵里さんだったし、二人のアイデアをいろいろ取り入れながら作った、と聞くと、なおさら興味深くて。 セリフひとつひとつ、動きひとつひとつ、すごく念入りに追いかけながら観てしまった。
夢:そうだねぇ。
翔:まぁ、色気も深みもなくてあっさりし過ぎている、と言えないこともないんだけど。(笑)
夢:えっ そんな・・・ん~・・いやでも、確かに・・・(笑)
翔:この年頃の男女なら、もうちょっと色っぽい展開でもいいのに、と、思わないでもなかった。 せっかく深津さんと共演出来たのに、って。
夢:うんうん。
翔:それでも、私はすごく嬉しかった。 たしかに淡白で、物足りないところもあったかもしれないけど、逆に、30代半ばで、この初々しさが出せる、ということに、何だかすごく安心させられたから。
夢:あんしん・・
翔:まだあそこに留まっていられる、オクテで、不器用な男を演じられる、ちょっと物足りないぐらいサラサラときれいで、夢物語みたいで・・・いつまでも大人になれない、ということじゃなく、大人になってもあの部分を持っている、ということが、何だか、すごく興味深く感じられたので。
夢:ああ、なるほどね~。
翔:画像としてもすごく綺麗だったし、深津さんと二人で作り出した空気感が、すごくやわらかくて、ほのぼのとしていて、気持ちが良くて。 二人の背景にあるものが自然と読めて、感情移入しやすかったし。
夢:うんうん。 
翔:二人のそういう良いところ・魅力的なところを引っ張り出した脚本や演出も良かった。 「見つめないで・・」の、男の視線を勝手に読んでしまってアタフタする女、とか、「ガマンできない・・」の、観て来た映画で盛り上がる二人の、どこかで自分の願望に繋げているところ・・「救出シーン」と「キスシーン」とか、も面白かったし。(笑)
夢:ああ!そうそう、うん。(笑)
翔:そういうほのぼのとした笑いの中に、二人の微妙な距離感がうまく出ていて、オフナレーションがまた程よいスパイスになっていて。 本当に3分で終わるのがもったいなかった。 昨今のTVドラマの弱体化を思うと、これだけベースがしっかり出来上がっているなら、このシチュエーションで上質なTVドラマを作ってもらいたかった。
夢:そうそう!連続ドラマとか映画とか贅沢は言わないから・・
翔:2時間ドラマ・・・ううん、30分のミニドラマでいいから、この顔合わせで作ってもらいたかった。 『サボテンジャーニー』のように、商品タイアップドラマみたいな作り方も出来たんじゃないか、と、すごく残念だった。
夢:そうだね~・・
翔:あと、これは、このCMから離れた話になってしまうけれど、やはり、深津さんとは一度ぜひドラマで共演して欲しい。 二人が組むことでどんな空気感が生まれるか、というのは、このCMで確認出来たと思うので、ここからイメージを膨らませたような関係でもいいし・・・ むしろ、ここからもっともっと発展させた、数年経った今だからこそ、あるいはこれからだからこそ演じられる関係性というのもあると思うし。 お互い、40代(田辺)30代後半(深津)になって、本当に「大人」の役がやれるようになって来たようにも思うので。
夢:うんうん!
翔:まぁ、しょせん「夢」でしかないんだけど・・・ でも、言葉にしていれば、いつか叶うんじゃないか、という気もするので。
夢:もう どんどん言っちゃおうよ! そうやって叶う夢もあるかもしれないからさ。(笑)