まぁ、ドラマに関しては、
みなさんそれぞれ「好み」というものがあるので、
自分の気持ちのままに選んで観ればいい、と思うわけですが。
『僕と彼女と彼女の生きる道』
2話にして、
もう父親(草彅剛)と娘(美山加恋)の歩み寄りが始まっている。
これは『僕の生きる道』でも思ったことですが、
テーマの「辛い部分」というのを、極力短くして、
その後の「乗り越えて行く道筋」みたいなものをメインにしようとしてる、
脚本・橋部敦子さんのうまさは、そのあたりにもあるのかな、
という気もします。
『新選組!』
ある感想サイトで、
「近藤・桂・坂本が若い頃出会った、というのは、史実に反する」
と書いてた方がいらしたのですが、私は逆に
「彼等が出会ったかもしれないことを100%否定は出来ないだろう」
と思う。
歴史上の人物の生まれてから死ぬまで、
その1日1刻すべてを知り得ている人間なんて、誰もいないはず。
その「もしかしたら・・」を膨らませるのが、
小説家、あるいは脚本家、なんであって、
史実として判明してることしか書かないなら、
それは、歴史家 ということになってしまうのでは。
京極センセが直木賞を受賞しました――
まったく、注目されてたのは芥川賞ばかりでしたね。(苦笑)
今朝のTVで、以前『あかね空』で直木賞を受賞された山本一力さんが、
「芥川賞は、対象作品に対する評価、
直木賞は、対象作品をステップに今後飛躍してくれるだろうという
期待を込めたもの」
とおっしゃってて、なるほどなぁ、と。
芥川賞は作品への、直木賞は作家への賞、ということなのかな、と、
勝手に思ったんですが。
それにしても、京極夏彦さんにしても、江國香織さんにしても、
今更どうよ、って感じがするのですが、みなさんはいかが?
『エースをねらえ!』
私、以前、田辺誠一さんの宗方コーチを観たい!
とすごく思ってたのですが。
なぜかというと、宗方が、少しずつひろみを好きになって行く、
しかし、そのことをひろみにはまったく気取られない、
そして、その想いは、最後までひろみには届かない、というあたりを、
田辺さんで観たいと思ったからなんですね。
でも、確かに、あれを田辺さんがやってたら、
照れちゃってまともに観られないかもしれないな。
いや、だからこそ、そういう役を臆面なくこなしてる内野聖陽さんは
すごいしうまい、とも思うわけですが。