『ドライブ』感想 投稿日：2003年11月26日(水)roji
「ドライブ」は面白かったです！（いやホント。笑）
主人公（堤真一さん）が、周りの人間に振り回されつつ、
バン！バン！！バン！！！と、自分の内にある壁をやぶって行く様子が、
コミカルに、かつ、スピーディに描かれてて。
けっこうブラックなところもあるんだけど、描き方がうまいので、
なぜか、すんなり許せてしまったりもして。
もしかしたら、この主人公が抱えてるものって、
「ハッシュ！」（橋口亮輔監督）の朝子に近かったりするのかな、なんて、
勝手に考えたりしたんだけど、（ちょっと乱暴な考えかな）
背負ってるものを下ろさせるプロセスがものすごく違う、という感じで、
橋口監督の、辛辣で痛いけど、ちゃんと安全ネットが張ってある、
というんじゃない、
ＳＡＢＵ監督の、ザクザク大雑把に作って行って、
最終的に「てめえで何とかしろ！」的な突き放し方をする、というのも、
それはそれで、痛快で、気持ちよかったな、という気がしました。
主要メンバー、それぞれにみどころ満載でしたが、
私としては、寺島進さんの役が、「そう来るか〜〜」という感じで、
好きでした。（笑）
他に、松尾スズキさんとか、塩見三省さんとか、松重豊さんとか、
ほんとにチョイ役で出てて、
（他の人に比べたら、松尾さんは、出番多い方だったとも言えるかな）
「もったいないおばけが出るぞ〜〜」と思いながら観てました。（笑）
ＳＡＢＵ監督の吸引力、でしょうか。
最後に一言。
松雪泰子さん、最高〜〜っ♪（笑）
