『戦う!書店ガール』(第4話)感想

『戦う!書店ガール』(第4話)感想

今回は、展開がかなりスピーディでした。
何と言っても、亜紀(渡辺麻友)が三田(千葉雄大)への想いを
すんなりと吹っ切ったのには驚きました。
三田をはさんだ理子(稲森いずみ)との関係をもうちょっと引っ張るのかな、
と思っていたので。

でも、早々に亜紀の三田への気持ちがフラットになったことで、
人間関係が分かりやすくなったことや、
商店会のイベントのエピソードがしっかり描かれることで、
そこに深く関わってくる小幡(大東駿介)と亜紀が気持ちを繋げて行く、
その流れがスムーズに伝わったこと、で、
展開の速さにもうまく乗れたような気がします。

小幡、頑張りましたね。
もちろん、仲介に入った者として、やらなきゃいけないことではあった
のかもしれないけど、
それ以上に、亜紀が手掛けたイベントを何としても成功させてやりたい、
という想いがあふれていて、めちゃくちゃ好感度アップ。
亜紀も見直してくれたんじゃないでしょうか。
今後もうまく行って欲しい二人です。

二人がいい雰囲気になった一方、
グッと険悪感を増して来たのが、理子を巡る三田と田代(田辺誠一)。
三田は、田代が理子を引き抜こうとしているのではないか、
という疑いを持ち、
ユニコーン堂に直接田代を訪ねます。

この時の三田の表情がいいですよね。
決して押し出しの強い青年じゃない、
どちらかと言うと、おとなしくて、争いごとを嫌うタイプであろう彼が、
理子のために、一途になっている・・

一方、それを受け止める田代には、大人の余裕が漂う。
彼が理子をどう思っているか、というのは、今のところ良く分からない。
確かに引き抜きが目的ではあっても、
理子に好意を持っていることは間違いないように思える。
けれども、その好意が、スカウトする相手としてなのか、
ひとりの女性としてなのか、は、まだ読めない、
田辺さんが、わざと、観る側に読ませないように演じている、
そのサジ加減が、何とも絶妙なんだよな〜。
この先、田代がどんなふうに動いていくか、も 楽しみです。


・・それで、ですね、
私としては、田辺さん(が演じる役)で観たいんだけど、
田代×理子では、今のところなかなか期待出来ないシチュエーションなので
大東くん(が演じる小幡)に対して願ってみたりして。
つまり・・
いつもいつも目一杯頑張ろうとする亜紀に対して、
小幡くんに、「あんまり無理すんな」と言ってそっと抱きしめてあげて欲しい、
そんな想いが、私の中で無性に湧き上がってるんですけど。
まぁでも、亜紀のことだから、
あのキラキラの瞳で「大丈夫です」って言って、
小幡の腕の中からスルッと抜け出しちゃう気もするけどね。w



『戦う!書店ガール』     
放送日時:2015年4月-6月 毎週火曜 20:00- (関西テレビ・フジテレビ系)
脚本:渡辺千穂 原作:碧野圭『書店ガール』シリーズ(PHP文芸文庫)
演出:木内健人 プロデューサー:山下有為、沖貴子、松井洋子
音楽:横山克 主題歌:渡辺麻友 「出逢いの続き」(Sony Music Records
挿入歌:SOLIDEMO 『Girlfriend』(avex trax
協力:丸善ジュンク堂書店  制作著作:関西テレビ(8カンテレ)
キャスト:渡辺麻友 稲森いずみ千葉雄大 大東駿介 鈴木ちなみ 伊野尾慧
山中崇 マキタスポーツ 木下ほうか 濱田マリ/井上順/田辺誠一
公式サイト