ここのところ、けっこうTVドラマを観るようになって来てるので、
その話をちょっと。
前クール、ほとんど欠かさず観たのが、
『コード・ブルー』と『ヤスコとケンジ』。
『コード・ブルー』
脚本が弱い、演じ手が弱い、と感じる時もあったのですが、
何となく最後まで観てしまいました。
若い医師たちの成長にオーバーラップするように、
若い俳優陣(山下智久・新垣結衣・戸田恵梨香・浅利陽介・比嘉愛未)が
力をつけて行く過程が見られたような気がしたし、
収束の仕方が良かったように思う。
『ヤスコとケンジ』
ホントにばかばかしいんだけど(笑)
でも、そのばかばかしさを、
松岡昌宏さん・広末涼子さん・多部未華子さんらが
ノリノリで演じていて、楽しかった。
多部さんは『鹿男あをによし』でもいい味出していたけれど、
今回、さらに惹かれました。
たまに観ていたのが『ゴンゾウ〜伝説の刑事』
とにかく配役がツボでした。(笑)
内野聖陽さん、高橋一生くん、筒井道隆さん、大塚寧々さん、
内田朝陽さん、矢島健一さん・・・
池脇千鶴さんや加藤虎之介さん、白井晃さん、正名僕蔵さんも出てたし。
ひとつの事件を追ううち、
その事件に関わる人間たちの背景が浮き彫りになって行く、
という連続ドラマの流れとしても、
「この世に愛はあるの?」というモノローグの落ち着きどころとしても、
ちょっと色の変わったドラマが出て来たな、という気がしました。
解かり易(やす)過ぎるドラマが多い中、
あえて難解なテーマに挑戦した姿勢が嬉しかったし、
難しい役だったにもかかわらず、
やっぱりゴンゾウ・内野は魅力的でした。(笑)
『流星の絆』
今クール、何と言っても一番楽しみにしていました。
『木更津キャッツアイ』『タイガー&ドラゴン』と話題作を提供して来た
磯山晶プロデュース×金子文紀監督×宮藤官九郎脚本という
待ちに待ったタッグに加え(しかもジャニーズメンバーが主演だし。笑)
今回は、さらに、東野圭吾氏の原作にクドカンをぶつけて来た、
ということで、興味倍増〜♪ 楽しみにしていました。
で、第1話。
いや〜やられちゃいましたね〜、完全にクドカンドラマだわ。(笑)
たとえどんなに哀しい過去があったとしても、
毎日毎日、どんな時でも、その「過去の記憶」から逃れられない、
ということはない。
両親を殺された兄弟だって、笑いもすれば、食事もする。
そんな日常の「生きる力」みたいなものを、
クドカンは、事件と並列に描いてみせ、
それを、スピーディな金子演出、力のある俳優陣が、見事に活写する。
原作ものでありながら、
役それぞれが、まるで「あて書き」のようにフィットしているのは、
あいかわらずの磯山×クドカンマジックか。
何と言っても、
主人公の兄弟3人(二宮和也、錦戸亮、戸田恵梨香)がいい。
今後、3人の力関係、というか、バランス、というか、が、
もっともっと深まってくるだろうと思うので、これから先が楽しみ。
事件を追う刑事は、三浦友和さんとバナナマンの設楽統さん。
設楽さんの抜擢、というのはちょっとびっくりしたけど(笑)
ちゃんと馴染んでいて、いい感じでした。
常連の尾美としのりさん、桐谷健太さん、池津祥子さんあたりも、
あいかわらずいい味。
あとは、事件に関係しているらしい柄本明さんや、
ハヤシライスに異常な執着を見せる(笑)要潤さんが、
3人にどう絡んで来るのか。
すでに半分以上出来ているらしい脚本の進行状況を
「宮藤官九郎の小部屋の中の引出しの三段目の日記帖」で確認しつつ(笑)
楽しみにしたいと思います。
他に観ているドラマは『ブラッディ・マンデイ』『チーム・バチスタの栄光』
これらについては、いずれ感想を書ける余裕が出来たら書きたい。
ちらっと観たのは『OLにっぽん』『スクラップ・ティーチャー教師再生』
『セレブと貧乏太郎』・・チョイスに節操がありません。(笑)
上地雄輔くんは、『セレブ・・』の役の方が合ってる気がするな、
今のところ。
上戸彩さん、ついにキスシーン解禁なんですね。(笑)
あと、他に観てみたいのは『ギラギラ』あたりでしょうか。