『風林火山』(第24話/越後の龍)感想

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第23話の感想はお休みさせていただきます。ご了承下さい。


風林火山』(第24話/越後の龍)感想
いよいよ満を持して
長尾景虎上杉謙信Gackt)登場!
男臭かった大河に、一気に「美しい風」を運んで来てくれました。(笑)
さすがにオーラありますねぇ!
まるでゲームから抜け出て来たみたいに綺麗で人間臭くない感じが、
非常に興味深い。
リアリティ重視だったこの大河を、これから、彼が、
どこにどう転がせて行くのか、ますます楽しみになりました。

 

とはいえ、景虎は、今回はほんの顔見せ程度。
物語の本筋としては、真田幸隆佐々木蔵之介)が、
いよいよ武田に仕官する、という、大きな動きがありました。
幸隆の、実直な人柄、あいかわらず良いですね〜。
で、今回は、その妻・忍芽(清水美砂)も、
親の敵に仕官すると言い出した夫を、しっかりと支え、
あげく、実の兄にまでタンカを切るという役どころで、
こちらも素晴らしかったです。

 

冒頭、由布姫(柴本幸)が、勘助(内野聖陽)に、四郎を
「あなたの子です」というシーンでは、
勘助の夢だとは分かっていても、
さすがに眼がテンになっちゃいましたが(笑)
由布姫を見舞った晴信(市川亀治郎)が、姫から
「あなたは人への情けを大事にする。
(はかりごと)を重んじる勘助がいなかったら早くに負けていたかもしれない
と、板垣(千葉真一)が申しておりました」
と言われ、急激に力戦(ちからいくさ)に傾倒していくあたりは、
晴信の、由布姫に対する気持ちと、
その後ろに見え隠れする勘助に対する気持ちが、
複雑に絡み合って出て来たもの、という感じがして、興味深かったです。
自分ひとりで動こうとすればするほど、
どんどん父・信虎(仲代達矢)に似てくる晴信が
ぞっとするほど恐くもあり、哀れでもありました。

 

今週の小山田信有(田辺誠一
あいかわらず武田家臣団のイヤミ担当でビジュアル担当。(笑)
ほんとにいつもちょこっとしか出て来ないのが残念だわ。

ここ何回か観て、田辺さんが、徐々に、信有の輪郭を自分で作り始めた、
という感じがして、ワクワクしてるんですが・・
本当のところはどうでしょうか。