『約三十の嘘』公式サイト。
キャストのページの久津内（田辺誠一さん）の写真、
メガネ掛けてて、見た目はまさにナビオくんなのですが・・・
表情が全然読めなくて、ほんとにナビオやった人なのか？と、
ちょっとびっくり。まさに「詐欺師」。（笑）
風間志織監督作品を２本（冬の河童／火星のカノン）観て思ったのは、
「だって仕方ないじゃん。こういうふうにしか生きられないんだから」
という、深いところでの「赦（ゆる）し」なんじゃないか、
という気がするんです。
これは、『ハッシュ！』の橋口亮輔監督作品にも通じるように思える。
どっちも同性愛をサイドに持って来て、
でもそれが「特別なもの」として扱われない、
その辺も似てる気がする。
まだ『せかいのおわり』を観てないので、↑のようなことが
この作品にもあてはまるかどうかは解からないけど。
ところで。
以前、田辺ファンのある友人と話をしてた時、
「実は、私は『冬の河童』が嫌い」と口をすべらせて、
相手を驚かせたのですが。（笑）
「嫌い」というと語弊があるのですが、
登場人物に、あまりにも「痛い」と感じるキャラクターがいたので、
観るのが辛かった部分もあって。
素晴らしい作品、と思ったのは間違いないのですが、
冷静に「感想」を語るより早く、
あまりにもこちらに斬り込んで来るものが大き過ぎて、
すごく痛くて苦しかったことも事実で、
ツグオをあれほど印象的に演じた田辺さんの存在がなければ、
たとえばこういう作品を、お金を出して映画館で観ようと思うかどうか、
となったら、私はひょっとしたら、逃げていたかもしれない。
作品の素晴らしさを認めることと、それを「観たい」と思うかどうか、
というのは、
私の場合、ちょっとずれてるのかもしれない。
そのあたりも含め、はたして私は『せかい・・』をどう観るのか、
何だか自分でも楽しみになって来ました。
『せかい・・』に出ている「長塚圭史」さん
田辺さんとの対談がすごく良かったので、
私の中ではすでに‘気になる’人になってるんですけど（笑）
俳優としてどうか、というあたり、とても楽しみです♪
