『南くんの恋人』(第11話=最終回)感想

 二宮くんと深キョン
今回は深キョンの勝ち、って感じがしました。
こういう展開になると、彼女の、どこか突き抜けてる感じというのが、
ちよみという役によく合っていたような気がします。
その分、二宮くんが乗り切れてなかったかなぁ・・・・

 

ストーリーはストーリーとして、
この物語をどこに収めようとしたか、という点においては、
ハッピーエンドにした、というあたり、
なるほど、と思わせるものがありました。

ただ、おじいちゃんとちよみと南くん以外の登場人物が、
全編通して、結局は添え物でしかなかった、
そこにいる意味、というのが希薄だった、というのは、
致命的だったように思います。

 

さて、日下部ですが・・・・
うーーん・・あそこに辿り着いた田辺誠一さん、って、どうなんでしょう?
実は、私の中で、感想が二極に分かれてしまっています。
ああいうふうにしか演じられなかった、演じさせてもらえなかった、
(脚本や演出の弱さによって)のだとしても、
演じる側として、もっと違った演じ方があったのではないか、という思いと
田辺誠一という俳優にとって、
一度、ああいう演じ方をしてみることも、必要だったのかもしれない、
という思い。

ただ、どちらにしても、私にとっては(あくまで私の感じ方、です)、
どうにも居心地の悪いものであったには違いありません。
これが、時間を経て、たとえば『R-17』のように評価を大幅に変える
ということがあるのかどうか、私にも解からないところではありますが・・・・