『きみはペット』(第4話)感想:4

きみはペット』(第4話)感想:4 投稿日: 2003年5月13日(火)roji
私は、揺れない・ぶれないハスミン、というのが、
とっても好きなんですよ。
そして、(おそらく俳優になって初めての)そういう役を、
正面切って演じてる田辺誠一さんが、
これまたとっても好きになりつつある。

 

以前、「切なさ」の話をしたけれど、今までの田辺さんって、
「好き」という気持ちを自分の内で発酵させたまま なかなか表に出せない、
そこが切ない、って役が多かった気がするんですが、
今回は、自分の気持ち丸ごと全部ぶつけてぶつけて、それなのに、
相手の気持ちをなかなか掴み切れない、という、その切なさ、ってのが、
これから除々に出て来るのかな、と。

・・・・いやもう私、先週あたりから、これからのストーリーを、
勝手に、ハスミンのいいようにいいように作り替えてるような
気がしますが。(笑)

 

もうひとつ、思ってたこと。
モモ役を、「嵐」(ジャニーズ)の松本潤くんが演じてる、というところで、
「どうせスミレとモモがくっつくってことになっちゃうんでしょ。
モモ役は松潤だし」という観方もあるんだろうけど、
私としては、「そこ」にストンと落ちついちゃうのって、
なんか、とっても面白くないです。

モモって、すごくいろんな顔を持ってる。
原作ももちろんなんだけど、ドラマだから、松潤だから表現出来る顔、
というのも、間違いなくある、と思う。
その、他の人でない、松潤が持つ魅力、というのを目一杯生かそうとしたら、
私は、スミレと恋人同士になる結末、というのは、
あまりにも平凡過ぎる気がするんです。

 

自分の内に抱えてるバクダンを持て余してる、
ペットでない時の、あの危うい感じ。
それを、ふと、スミレにぶつけてみたくなる衝動。
本当の自分をぶつけてしまって、スミレが受け止めてくれるのか、
という不安。

一度は、スミレの前に、「人間の男」として立たなければならない、
というのは、間違いないところだろうけれど、
そこが終着点なのか、どうか、というのは、少なくとも私は????

スミレとラブラブになってめでたしめでたし、で終わるより、
少し違う幸せの形を示すほうが、
ずっと松潤らしいかっこよさが際立つ、と考えるのは、
ハスミン応援団である(笑)私の願望が入ってるから・・
ばかりじゃないと思うんですが。