『きみはペット』(第2話)感想

きみはペット』(第2話)感想 投稿日: 2003年4月25日(金)roji
キスはねぇ、私も正直、もっと攻めんかい!、とは思った。(笑)
でもまぁ、あのシチュエーションで、
いきなり貪(むさぼ)るようなディープキスってのは、
いくら○○○好き(!)のハスミンでも、やりすぎかもしれんし。

 

それよりもですね、私がどうも乗り切れなかったのは、
特に前半、ハスミンが、「スミレの憧れの先輩」に見えなかった、
ってことなんです。
バリバリ仕事こなすやり手、という感じでもなかったし。

 

田辺誠一さん、なーんかかわいい、すごーくかわいい。
でも、あのスミレが好きになった、ずーっと憧れてた先輩、にしては、
かわい過ぎるのよ。
なんか、あれじゃ、ハスミンじゃなく、吉田くんじゃないか、
とか思っちゃったりして。(笑)

 

これって、ひょっとしたら原作を読んでしまったから、
なのかもしれないけど、
蓮實さんの、大人のかっこよさ、みたいなのがないと、
それを自覚してない「天然」の面白さ、ってのが、
うまく出て来ないような気がする。
ペット・モモと対極にいる、恋人・蓮實、という力関係が、
くずれてしまう、と言うか。

だから、ラスト、スミレに迫った時、
それまでホワホワッとしてたハスミン田辺が、
やっとキリッと大人の男の表情になったので、
私としては、たとえキスが弱めでも、許そう、という気になりました。

 

蓮實がスミレを貪るのはこれからよ。(笑)

 

ハスミン、仕事はバリバリできるのに、
恋は不器用な男として描きたいのではないか――

うーん、実は、私はそうなっちゃうのを怖れてるんだけど。
それじゃ、今までの田辺さんで充分やって行けちゃうじゃないですか。

「好きだ!→即SEX→でも相手の気持ちが見えない→おろおろジタバタ」
っていう、
切なさ少なめ、相手にぶつかる気持ち全開、Hうまい(笑)蓮實って役を、
こっちが照れくさく思う余地がないくらい、堂々と演じて欲しい、と思う。

 

そんなこんなで、第2話のハスミン田辺は、私的には65点。
辛過ぎる、とブーイングが起きそうだけど、
逆に言えば、あれだけ見せてもらっても、
さらに35点ぶんの余力があるはず、と思ってるわけで、
今までほとんど見たことがなかった、恋する人に積極的にぶつかって行く役を
田辺さんがどんなふうに演じてくれるのか、
ものすごく期待している私の気持ちのあらわれ、と思ってもらえれば嬉しい。

 

そう! 貪るのも、お楽しみも、これからが本番だ!!