『夫のカノジョ』(第4話)感想

夫のカノジョ』(第4話)感想
あいかわらず重さがなく、いい意味で切実な痛みがないので、
肩肘張らずに楽に観ていられます。
コメディで この軽さを持続するのは、けっこう大変だと思うのですが、
深刻にならないような設定と、俳優さんたちのリズム感が、
うまく作用しているように思います。
特に、鈴木砂羽さんは、
独特の軽み(かろみ)があり、中身は20歳という設定に違和感がなく、
サバサバした感じが 役に合って、とても魅力的。
(病院まで全力疾走、病室の前で息切らしてる姿に笑)
一方の川口春奈さんは、動きもあまりなく、発散することも出来ず、
すごく難しいことに挑戦しているのですが、
気持ちの作り方が自然なのか、
涙がぽろりとこぼれるシーンなどに惹かれるものがあります。


ただ、 「軽い面白さ」として見せるのも、長く続くと飽きて来るのも事実で、
確かに面白いけど、
夫の麦太郎が星見と浮気してる、という菱子の勘違いだけでは、
いつまでも物語を引っ張っては行けないだろう・・
と思ったら、今回でその誤解も解け、今後、ドラマは新展開に!
・・・・で、どうやら、誤解の輪が広がって行くらしい。w


そりゃ、あの状況(見つめ合う星見と麦太郎)を見たら、
実花(大友花恋)や石黒(古川雄輝)だって誤解するでしょうよ。
(見詰め合ってる時間長過ぎるしw)
まぁ、それは分かるとして、
予告を観ると、どうやら麦太郎まで菱子の浮気を疑ってしまうらしい。
え?なんで?と思ったら、
確かに、最近、菱子の様子がヘンですもんね。
一緒のベッドで寝てくれないわ、
病院に見舞いに来てもすぐ帰っちゃうわ、
しょっちゅう誰か(実は星見)と電話で話してるわ、
なのに自分が電話するとそっけないわ、
こりゃもしかして・・と勘違いしても仕方ない状況てんこもり。w
(外見は菱子でも中身は星見だからしょうがないんだけど)


お〜なるほど そう来たか。これはちょっと先が読めなくなって来たぞ。
・・いやいや、菱子を疑う前に、
あなたと星見の見つめ合うシーンは どういう意味があったのか、
来週ちゃんと説明して下さい、ムギさん。w


それにしても、麦太郎は本当にいい人。
星見(川口春奈)のいいところをちゃんと理解してくれている。
前回の、飲み会での、
部下ひとりひとりのいいところを名指しで褒めたことといい、
こんな上司なら、頑張れる要素たっぷり。
と思えば、ネガティブ思考の菱子(鈴木砂羽)を気遣う優しさもあり。
それをイヤミなく演じる田辺誠一さん、
何となく『奥さまは魔女』のダーリン(ディック・ヨークだ、懐かしい)
を彷彿としてしまう私は、古いでしょうか?w


夫のカノジョ
放送日時:2013年10月24日-毎週木曜 21:00-(TBS系)
脚本:江頭美智留/演出:三木康一郎/原作:垣谷美雨夫のカノジョ
編成:加藤新/プロデュース:井上竜太ホリプロ
キャスト:川口春奈 鈴木砂羽鈴木福 古川雄輝 大友花恋
柳沢慎吾 山村紅葉渡辺えり片平なぎさ田辺誠一   

『夫のカノジョ』公式サイト


まだ『ドルチェ2』を観ておりません(泣) 感想は近日中にあげたいと思います。