『夫のカノジョ』(第3話)感想

夫のカノジョ』(第3話)感想
今回一番好きだったシーンは、
帰りのバスの中、取り巻き母親たちとPTA会長・相川(山村紅葉)が、
お互いにちょっと気まずくてギクシャクしつつも、
それとな〜く、またいつものポジションに戻って行くところ。
結局、彼女たち誰も(相川を含め)が、悪意を持っていない、
愛すべき人たちだったことが伝わって来て、
さりげないシーンだったんだけど、何だかとても「いいなぁ」と思ったし、
その様子を見ていた菱子(中身は星見/鈴木砂羽)の、
ホッとしたような微笑にも、ほっこりさせられました。


一方、星見(中身は菱子/川口春奈)のことが
何だか気になる麦太郎(田辺誠一)。
前回「中身が菱子の星見にも惚れてしまう(らしい)」と書きましたが、
今回、星見の頭をポンポンしている麦太郎を観ていて、
ひょっとしたら、それは、恋愛感情じゃなくて、
家族愛なんじゃないか、という気がして来ました。
つまり、麦太郎は、
星見のことを娘のように思って心配しているんじゃないか、と。
これから物語がどう進んで行くか分かりませんが、
今のところ、私には、そんなふうに感じられたりもして。


考えてみたら、麦太郎は、菱子と星見が入れ替わる前から、
菱子に対して、ひとりの女性としてではなく、
パートナー(妻であり子どもたちの母親でもある)としての
愛し方をしていたような気がします。


田辺さんの演じ方としては、
(中身は菱子である)星見を好きになってしまうのか、
娘のように思って接するだけなのか、どっちに展開しても大丈夫なように、
まだ麦太郎の感情にしっかりした芯を持たせていない感じですが、
それが これからどう変わって行くか・・
恋愛感情を抱いてしまうのか、娘のような感覚のままなのか、
そのあたりを田辺さんがどう演じてくれるのか・・
というあたりも、楽しみにしたいと思います。


夫のカノジョ
放送日時:2013年10月24日(木)21:00-(TBS系)
脚本:横田理恵/演出:三木康一郎/原作:垣谷美雨夫のカノジョ
編成:加藤新/プロデュース:井上竜太ホリプロ
キャスト:川口春奈 鈴木砂羽鈴木福 古川雄輝 大友花恋
石倉三郎 柳沢慎吾 山村紅葉渡辺えり片平なぎさ田辺誠一   

『夫のカノジョ』公式サイト