『ちりとてちん』/『2007FNS歌謡祭』感想

 ちりとてちん
草々役の青木崇高さんが田辺誠一さんにちょっと似ている、と、
どこかのブログで読んで 興味を持ち、(動機が不純ですみません。笑)
以来、ここ2週ほど続けて観ています。

 

主人公の女性が上方落語の師匠に弟子入りする、というお話で、
ストーリーそのものにも、
お笑いがあちこちに盛り込まれているのですが、
その中に、どぎつさ や いやらしさ がまったくなくて、
はんなりゆったりした笑いに徹していて、
ドラマ自体、上質な落語を観ているような気分にさせられます。

何と言っても、主人公・喜代美を演じる貫地谷しほりさんの、
一途で、真摯な役への向かい方が、すごく魅力的。

 

また、故郷・若狭の家族(江波杏子松重豊京本政樹和久井映見ら)や、
大阪の徒然亭一門(渡瀬恒彦桂吉弥青木崇高茂山宗彦加藤虎ノ介)、
近所の人々(木村祐一松尾貴史キムラ緑子ら)が、
それぞれ個性豊かで、しかも、自然と感情移入出来るうまさがあって、
毎回、彼らを観るのが本当に楽しい。(笑)

中でも、兄弟子(桂・青木・茂山・加藤)4人四様の個性が、
私のツボに嵌まりまくり。(笑)
あと、以前から興味のあったキムラ緑子さんの演技を
じっくり観ることが出来るのも幸せなこと。
今朝の、劇中劇での、盲目の子を思う母親の演技には、
ほんの1シーンだったにもかかわらず、
思わずジーンと来てしまいました。

 

お話は、草々をめぐって、喜代美と清海(佐藤めぐみ)の
静かなバトルになりそうな気配。
ん〜〜、こりゃ、続けて観なくちゃね!(笑)

 

―――で、青木さんが田辺さんに似ていたか、
という肝心の話ですが。(笑)
うーん、確かに、ふとしたところで似ていると感じることもありますが、
どちらかと言えば、
長瀬智也くんに、より似ている気がしないでもない。(笑)
ただ、草々という役は、ぜひ、田辺さんでも観てみたい、と思いました。
いや、はっちゃけ子草若の派手派手衣装を
着せてみたい気もするけどさ。(笑)


『2007FNS歌謡祭』
後半だけ観ました。
ジャニーズ祭り、って感じでしたね。(笑)

このところ「嵐」に興味を持ち始めているのですが、
(誰の影響なんだか。笑)
彼らは、グループとしての味わいが いい具合に成熟し始めている
感じがします。

 

これが「SMAP」あたりになると、
ひとりひとりの個性が、すでにしっかりと出来上がってしまっているので
逆に、グループとして集まった時に、
いささか息苦しさを感じてしまうことがあって。
何だか「SMAP」というワクの中に閉じ込めてしまうのが気の毒、
というか。・・・いや、それはもちろん、私個人の感覚でしかないんだけど。

 

他の出演者。
福山雅治さんは、歌っていても、インタビューに応えていても、
何をしてもハンサムですね。(笑)
若い頃の映像も出たけれど、今の顔の方がずっといい。
全体的な印象としてなら、ひょっとしたらキムタクよりも
「いい男」かもしれない、とさえ、個人的には思う。
だけど、私の(あいかわらず偏った)興味としては、どちらかと言えば、
キムタクの「毒」を含んだ鋭角的な雰囲気の方に、
より惹かれるんだよなぁ。
(いや、決して彼が大好き、というわけじゃないんだけど。笑)

 

浜崎あゆみさんと倖田來未さん。
私は、倖田さんの突き抜けた明るさよりも、
浜崎さんの全身から醸し出される哀しいムードの方が好きなんだ、
ということを、再確認。(笑)