『山おんな壁おんな』(第1話)感想

『山おんな壁おんな』(第1話)感想
実は『みなさんのおかげでした!』からの流れで、
リアルタイムで観てたのは、
『肩恋』じゃなくてこっちだったりするわけですが。(笑)


開始早々、デパートの専務であるミッチー(及川光博)が、
会議で、「ダイナマイト!」とガッツポーズした時、
うわ〜〜っ!とドン引きして(笑)
さらに、あの狭いバッグ売り場にどれだけの人が働いてるんだ、と、
息苦しくなり、
コメディにしたってあまりにも軽過ぎるだろう、と、
多くの田辺ドラマを思い起こして(笑)
前半でお手上げ状態になりかけたんですが、
後半、ちょっとずつ練れて、面白くなってきました。
・・・というか、観慣れてきた、と言った方がいいのかな。(笑)


伊東美咲さん。あいかわらず硬さはあるんだけど、
ギャグを含め、けっこうはまっていたのは収穫だった。
この人は、リアルな芝居より、
こういうコメディとかファンタジーの方が、絶対に向いていると思う。


深田恭子さん。
この人も、リアルじゃない方がいい。
いつも、ほとんど同じテンションなんだけど、
どこかほのぼのとしたところがあったり、
彼女と一緒にいることで、
自然と周りが感化されて行くようなところがあって、
その意味でも、この役はぴったり、という気がしました。


谷原章介及川光博西島秀俊・・・
この3人をひとつのドラマに集めるのって卑怯だ!と、
3人とも好きな私は思ったわけですが。(笑)
裏(肩ごしの恋人)では、田辺誠一が出てる、っていうのにさ。(笑)

でも、今回観た限りでは、3人とも十分に持ち味を出して、
うまく使ってもらっていた、とは、お世辞にも言いがたかったですね。
谷原さんなんて、あまりにも為所(しどころ)なくて可哀想だった。

田辺さんがこっちに出てたら、たぶんこの役だったんだろうな。
今のところ、柿崎(@肩ごしの恋人)で正解だったと思う。
まぁ、これから見せ場も出て来るんでしょうが。


ミッチーも、まだまだ浮いてて、しっかり役をつかんでない感じだけど、
でも、少なくとも、
妹と恋に落ちて悩む、なんていう暗い役(@ホテリアー)より、
こっちの方が正しい使われ方だ、という気がする。(笑)


ドタバタワヤワヤの展開の中、
ラスト近くにひょこっと登場した西島さんが、
軽薄な空気をいっぺんにさらって行ったのは、お見事!
もうすっかり「方言俳優」だなぁ、彼。(笑)