『不機嫌なジーン』感想/『七人の恋人』

 不機嫌なジーン
2・3話をやっと観ました。
これ、脚本は『きみはペット』の大森美香さんだったんですね。
ストーリー云々は別にして、
会話やモノローグの面白さ、ってのはありますし、
ベストジーニスト賞のくだりなんかは、
以外と話題性だけで選ばれてる人もいるよねぇ、と、私も思ってたので、
思わずにんまりしてしまいました。(笑)

 

さて、内野聖陽さん、ですが。
わはは、面白い!
竹内結子さんや小林聡美さんとのやりとりが、ほとんどコント(笑)で。
でも、この教授は、以外と、
仕事は仕事できちんと、しっかり、やってるんですよね。
そこんとこがブレてないから、プレイボーイやってても薄っぺらじゃない。
「何故もてるのか」に説得力がある。
(その辺、私としては、まさに、『きみはペット』の蓮實くんに
欲しかったものだったりするわけですが)

年中バカばっかりやってるわけじゃない、
時折、憂いの表情なんかもあって。
でも、そこらへんが、ちょっと物足りなくもあって。
あえて、今のところ「あの辺」で止めてるのかどうか、ってのが、
興味あるところです。
徐々に深い色が滲んで来るようだと、
私の内野株は、ますます上がるのですが。

    *

七人の恋人
たぶん、宮藤官九郎クドカン)監督のことだから、
今回の田辺さんへのオファーは、
『熊沢パンキース03』の五十嵐と同じようなものを求めて、
じゃないような気がしてるんですけど、
はたしてどうでしょうか。
個人的には、阿部サダヲ vs 尾美としのり vs 田辺誠一 みたいな、
違ったアクを持った3人(笑)の、
濃い〜〜ぶつかりあいが観たいですけどね。
いや、ギトギトの中に、ひとり涼やかに立つ青年、でもいいけどさ。(笑)